機動戦艦ナデシコ
1382話
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火星にも当然その極冠があるのだが、当然普通では動きようがない場所だ。
さすがにそこまで行っても意味はないだろうし……どうしたもんだろうな。
このまま進むか、一旦戻るか。
そもそも、俺がここまで来るまでの間に何か見落としがあったという可能性も十分にある。
そう考えれば、やはりこのまま真っ直ぐに極冠まで向かうのはどうだろうな。
どうするべきか悩みながらも飛んでいると、不意に通信が入ってくる。
うん? 誰からの通信だ?
どこからではなく誰からなのかというのは、ニーズヘッグに通信を送る事が出来るのは当然シャドウミラーだけだから。
これで何気に通信がネルガルからだったりしたら、結構面白そうな感じなんだが。
そんな風に考えながら映像モニタへと視線を向けると、そこには切羽詰まった様子のレオンの姿があった。
『アクセル代表、大変です!』
「……何だ? お前がそこまで焦っているってのは、かなり珍しいな」
基本的にレオンは沈着冷静と表現するのが相応しい性格をしている。
追い詰められればパニクるんだが、そこまで追い詰められるまではかなり冷静に判断出来る筈だった。
……まぁ、俺がマクロス世界に転移してレオンと敵対した時は、これ以上ない程に追い詰められたせいか、顔芸とでも呼ぶべき表情を浮かべた時があったが。
『クーデターです! いえ、これは木連による攻撃? 内乱? 何と言えばいいのか……とにかく、あらゆる事態が一遍に起きています!』
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