暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜海神の槍〜
EPISODE5.轟々
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
達と昨夜の襲撃、ネフシュタンの鎧の事について弦十郎の自宅で話していた。
「それで、どうしてあんた達が管理していたネフシュタンの鎧が今あいつの所にあるんだ?」
「そうだな。我々もその事は話していなかったな。あれは二年前、我々は完全な形で残っていたネフシュタンの鎧を起動させ、制御させると同時にノイズへの対抗策にならないか実験を行っていた。」
「それで、実験の結果は。」
「まず我々はネフシュタンの鎧は装者一人での起動が不可能だと知り、当時ガングニールの装者であった天羽奏君と翼の二人の歌で起動させる事にし、更に二人のフォニックゲインを高める為にコンサートを開き、そこで実験を行った。」
「おいおい、観客が居る中でそんな危険な実験を行ったのか。」
「その通りだ。あの時の我々は、まだ全てを詳しく研究出来ていなかった。故に翼と奏君のフォニックゲインでネフシュタンの鎧は確かに起動させる事は出来た。だが─」
「制御が出来なかったんだな。」
「その通りだ。そして、そのタイミングでノイズの大軍が現れ、多くの観客が犠牲となった。」
「なるほどねぇ。」
「ノイズの力は凄まじくの実験を行っていた我々の研究施設も完全に破壊されてしまい、奏君と翼も傷つきながら戦った。その時に、ノイズの攻撃で砕かれたガングニールの破片が、どうやら響君の心臓付近にあるらしい。」
「つまり、響ちゃんは逃げ遅れ、その奏とかいう装者の不手際で、今響ちゃんはガングニールを使っていると。それなのに奏奏と言って響に八つ当たりしているのか、あの馬鹿は。それで、話の続きは?」
「そして、我々の研究施設は瓦礫と化し、了子君にネフシュタンを守るように頼んだのだが─」
「私も瓦礫に埋もれていて動けないまま意識を失って、気がついた時には出遅れで、ネフシュタンの鎧が奪われた後だったわ。」
「なるほど、つまり、その時の盗まれたネフシュタンの鎧が、今は奴の所にあるってわけか。」
キョウヤは説明されて納得した。
「師匠!」
そのタイミングで響がやってくる。
「どうした、響君。」
現在、響は特訓の為に弦十郎の弟子として稽古に励んでいる。
「師匠の言っていた、雷を掴む感覚、なんとなく解りました!」
「そうか。」
響が弦十郎に成果を説明していると、
『司令、そこから20キロの地点でノイズが出現しています!』
「何ッ!キョウヤ君、響君、すぐ現場に!」
「オッケー!響ちゃん、こいつの後ろに!」
キョウヤはバイクを指さす。
「あれって?」
「ああ、俺がオッサンから貰った物だ。飛ばすぞ!」
キョウヤは響を後ろに乗せて走る。

「ええ〜、何このノイズの量。ちょっ大杉w」
少女は笑っていた。そして、
「それじゃ、私の地球での晴れ舞台、レッツパーティーで〜す!-♪My brave Seiryu E
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ