第84話
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た。すぐにお届けに上がります。―――では、私はこれで。今後ともよろしくお願いします。」
「ああ、こちらこそな。それと、その言葉はこいつらに言ってやれ。」
「うっ………」
一方セルゲイの指摘を受けたダドリーは唸って考え込んだ後、ロイド達の方に振り向き
「―――いいか、お前達。くれぐれも迂闊なことをして事態を悪化させたりするなよ?それと薬物捜査はともかくマフィアどもの抗争への対処は我々一課の担当だ!首を突っ込んだりせずに大人しく任せておくがいい!」
「あ……」
ロイド達に忠告をした後部屋を出て行った。
「やれやれ。素直じゃねえ兄さんだな。」
「……あれは一種の照れ隠しなのではないかと。」
「ふふ、そうかもしれないわね。それに思っていたより、正義感がある人みたいだわ。」
「ああ………それは信用できる気がする。」
「基本的に一課の連中は真面目で正義感があるヤツが多い。まあ杓子定規で、融通が利かないヤツが多いんだがな。―――さてと、お前ら。さっそく病院に向かうのか?」
「ええ、そのつもりです。それと時間があれば他の支援要請も片付けておこうかと。セティ達は解毒薬の調合の方を頼むよ。」
セルゲイに尋ねられたロイドは答えた後、セティ達に視線を向け
「ええ、任せてください。」
視線を向けられたセティは頷いた。
「クク、元気な事だ。一課と協力する事になったとはいえ、お前達が気負う必要はない。いつも通り、お前達のやり方でその薬物の謎に迫ってみせろ。」
「はい!」
(下手にヨアヒムが怪しい事を言って先入観を与えるより、何も知らない状態で聞いた方が意外な情報を話すかもしれないから、ヨアヒムの事は黙っておきましょう………)
その後エルファティシアを加えたセティ達は自分達の工房で解毒薬の調合の開発を始め、ロイド達はセティ達に錠剤の数個をセティ達に渡した後、残りの錠剤を持ち、支援要請をいくつか片付けた後、ウルスラ病院に向かった………
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