第84話
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、販売等、薬関係が纏めて許可になっている免許証をダドリーに見せた。
「なっ………!?」
「薬剤師に危険薬取扱い許可の資格………!?他にもさまざまな薬関係の資格があるし………セティ達、薬関係の免許でこんなに持っていたのか………」
「い、一体いつ取ったの………?」
免許証を見たダドリーとロイドは驚き、エリィは戸惑った表情で尋ね
「大使館で色々学んでいた時に試験を受けて合格した後、もらったんです。………こちらの世界ですと免許証が無いと武器は勿論の事、薬を創って売ったりすることはできませんし。」
「試験が一杯あって、面倒だったよね〜。内容はあたし達からしたら今更な内容ばかりで正直、簡単な問題ばかりで時間の無駄だったし。」
「………シャマーラ。こちらの世界ではそういう風になっているのですから、仕方ありません。」
尋ねられたセティとシャマーラが答え、めんどくさそうな様子で呟いたシャマーラの言葉にエリナが指摘した。
「あ、それとダドリーさん。いつも私達の商品を買ってくれてありがとうございます。」
「何っ!?いつ私がお前達が創ったとかいう物を買ったというのだ!?」
そしてセティに軽く会釈をされたダドリーは驚き
「私達はチキさんのお店―――”ラギール商会”に自分達の創った商品を回して、売ってもらっていますから。」
「それでチキさんにどんな人達があたし達の商品を買ってくれているのかたまに聞いて、その中にダドリーさんがいたんだよ?」
「え………ダドリーさん、ラギール商会で売っている商品を買っているんですか?」
エリナとシャマーラの話を聞いたロイドは驚きの表情で尋ね
「………今の所違法性はないから、普通の店として利用してもおかしくはないだろうが。実際、あの店で売っている異世界の武器や治療薬は若干値段は高いが市販の物と比べるとかなり高性能だからな………」
尋ねられたダドリーは苦々しい表情で答えた。
「ちなみにどんな商品を買って行ったんだ?」
ダドリーの答えを聞いたランディは興味深そうな様子でセティ達に尋ね
「フフ、大型の銃と薬ですよ。特に薬は訪れる度に買ってくれたそうです。………ダドリーさん。もし、それでも疑うのならチキさんやエリザベッタさんに聞いてみてください。お二人ならダドリーさんが使っている銃や薬が私達が創った物である事を証明してくれますよ。」
尋ねられたセティは微笑みながら答え
「クク………どうやらこいつらが創った薬は既に自分で確かめていたようだな?それなら文句はないだろう?」
「グッ………………」
口元に笑みを浮かべて呟いたセルゲイに見つめられたダドリーは唸った。
「解毒薬か………それなら私も手伝いましょうか?」
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