第62話
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る。その可能性はあり得るだろう。」
「同感ね。その証拠に痛覚も全然ない様子だったし。」
「し、信じられない………」
「けったくそ悪ぃ話だな……しかしこりゃあ、どう考えてもガルシアのオッサンの流儀じゃねえぞ?」
銀とレンの説明をエリィと共に疲れた表情で聞いていたランディは真剣な表情で推測した。
「ああ……わかってる。とにかく今は、病院関係者の安全を確認する方が先決だ。まずはこの宿泊施設の内部を調べてみよう。」
「ええ………!」
その後ロイド達はマフィア達が守っていた扉の奥に行き、通路にある扉を開いて部屋の中に入った。
「ひっ………!?」
「な、なんだアンタら………!?」
部屋に入って来たロイド達を見た青年は悲鳴を上げ、男性は戸惑った様子で尋ね
「あなた方は………」
ロイドは不思議そうな表情で部屋にいる人物達を見た。
「あなたたち………たしか警察の人じゃ!?」
その時、部屋の中にいたメイド服を着た女性が驚きの表情で尋ねた。
「ええ、クロスベル警察の者です。こちらの異変に気付いて、皆さんの安全を確認しに来ました。」
「た、助かったわ!」
「バスから引きずり出された時はどうなることかと………」
そしてロイド達が警察だと知ると部屋の中にいる人物達は明るい表情をしたり安堵の溜息を吐いた。
「あんたら、途中で停まってたバスに乗っていたのか?」
「ああ………道の途中で、いきなりあの黒服たちが立ち塞がったんだ。」
「む、無言で銃を突きつけられてここまで歩かされて……抵抗しようとした運転手さんはい、いきなり撃たれて………!」
「そうだったんですか………」
「……心配ね、その撃たれた運転手さん。」
「はい………」
「………しばらくの間、ここで待っていてください。皆さんの安全は自分達が必ず確保します。」
バスの乗客たちの話を聞いたエリィは頷き、レンの言葉にティオは頷き、ロイドは指示をした。
「わ、わかった!」
「よろしく頼んだわよ!」
その後ロイド達は隣の部屋に入った。
「あんたたち………!」
「確か警察の………!」
部屋に入って来たロイド達に気付いた看護師達の師長と寮長は驚いた。
「師長さん………ご無事でしたか。」
「……よかった………」
「どうしてここに………ひょっとしてもう安全なのかい!?」
自分達を見て安堵の溜息を吐いているロイドとティオを見た師長は尋ねた。
「いえ………私達も先程来たばかりなんです。現在、安全を確認しています。」
「そうかい………」
「どうやらケガをしてる人がいるみたいッスね?」
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