第15話 オハラの学者達
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まった。すぐに人食い島に上陸するのをやめて、引き返してしまったんじゃ」
クローバーさんは、過去に人食い島について調べたことが有って、しかも島に上陸して調べようとした事もあるという。だが、結局めぼしい情報は手に入れることができず断念してしまったようだった。
しかし、島に近づくだけで不安な気持ちが湧いてくるというのは初めて聞いたし、何故そんな事になるのか原因もわからないので、かなり気味が悪い。俺達は、あの島で過ごしていて原因不明で気分が不安定になることなんて無かった。
「人食い島と呼ばれているあの島は、今のところ私たちには何の不都合も起きていないです。もし宜しければ、今のあの島に来てみて調べてみませんか?」
「おぉ、それは是非ともお願いしたい」
よく考えてみたら、俺や艦娘達があの島で平気に過ごせているのは違う世界の人間だからなのかもしれない、と思い至った。
それから、過去に島に近づくだけで不安な気持ちが湧いてきたという経験をしているクローバーさんが、今あの島に近づくいったとしたらどうなってしまうのか。当時と変わらず、同じように不安な気持ちが湧いてくるのかという検証をしてみたくなった。
そうクローバーさんに提案してみると、すぐさま了承するという答えが返ってきた。これで、あの島の謎を少しでも解析して、少しでも安全であることを確認できれば良いのだが……。
話し合いは次に、「大日本帝国」について移っていった。
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