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血のせいにはならない
2部分:第二章
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「そうされたというのですか」
「そうだ。私もまた諸君達と同じ様にだ」
 同胞であるだ。ケンタウロス達と同じくだというのだ。
「誰からも疎まれてだ」
「そして嫌われましたね」
「憎まれましたね」
「ケンタウロス故にな」
 そうなったというのだ。ケイローンですらだ。
「石を投げられ弓矢で射られた」
「そして時にはですね」
「剣で襲われたこともありましたね」
「とにかく色々とあった」
 攻撃され命を落としそうになることもだ。少なくなかったというのだ。

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