第十三話 忍者対大砲
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うになったしな・・・」
腕を組んで頷くトオル。
この先ガンダムボーイが成長するとなると方法は二つ。
1・集団戦に慣れる
2・一人一人が一騎当千出来るくらいの力をつける
「根本的な解決をするなら1だよな」
そう言う狂四郎。その理由としては2を選択してもお互いの邪魔をしてしまいかねないスタンドプレーに昇華してしまいそうだからでもある。
その為には相手をよく見る事になる。
そんなこんなで隙を見つけるというものなのだが・・・
「ん?隙の作り方なんて簡単だよ?」
ジュース飲みながら言う香澄。
「そりゃお前は忍術やってるから簡単かもしれないけどさ・・・」
「あんね・・・忍術は固定概念を覆すような技だってあるんよ?」
「・・・それお前だけだろ・・・ドロンとか出来るし・・・」
「んじゃ〜ためしにやってあげようか?」
そう言って香澄は立ち上がると万歳をした。
「じゃ翼。私を羽交い絞めにしてみ?」
「え?うん」
そう言って翼が背後から香澄を羽交い絞めにすると力づくでは抜けられない状況になった。
「で?これでどうするの?」
「本気出せば簡単に外せるけど・・・とりあえず隙の作り方だからわかりやすく」
と香澄は翼の方へ顔を向けると・・・
「ベロリ」
「!?」
翼の顔面を舐めたのだった。あまりの衝撃に翼がフリーズすると緩んだのか一気に脱出し翼の喉元に手刀を突き付けた。
「「「おお〜お見事」」」
思わず拍手してしまうメンバー。
「とまあこのように隙なんて作ろうと思えばいくらでも作れるのよ〜」
「納得・・・けど出来れば一言言って欲しかった」
流石に顔面舐められるのは気色悪い翼。
「じゃあチューのほうが良かった?・・・大体ね・・・こんな手、初見でしか効果ないって・・・それとも色香にでもしてみる?良いよ〜やってあげても〜」
「え・・・遠慮します・・・」
漂々と答える香澄にお手上げ状態の翼。忍者・・・というより香澄ならそういうドギツイ手に本当に出そうで怖いのである。
「心配しないの。現代忍者はていうよりあたしは身なりは固く守ってるから〜」
「何処で覚えたの?そういうの」
「古文書♪」
「あっそ・・・」
ツッコミを入れるのが怖くなってきたので流すことにした翼だった。
取りあえず今日は狂四郎だけだったので特訓は早く終わり香澄は用事がある為一足先に帰路につくのだが・・・
「香澄〜」
「あ・・・トオルさん」
香澄についてきたトオル。
「香澄の家の忍者道場を見学させてもらおうと思って」
「何なら体験修行してみます?」
「え?どんなの?」
「
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