第80話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
てたわよね!?そのエルフの名前は!?」
チキの説明を聞いたエルファティシアは信じられない表情をした後、血相を変えて尋ね
「確か………”アル”という名前だったと思います……………」
「アルまで………!そ、それでヴァイスハイト達はその後、どこに行ったの………?」
チキの答えを聞いて嬉しそうな表情をした後、期待がこもったような表情で尋ねた。
「………ご主人様にこちらの世界―――ゼムリア大陸を旅をする為に………世界を繋ぐ転移門をくぐり………こちらの世界で放浪を始めたそうです………」
「ヴァイスハイトとアルがこの世界に………………そ、それで2人と連絡はとれるの!?」
「それが……………ご主人様がヴァイスハイト様に………通信機が必要か尋ねたのですが…………本人は必要ないと答えたので………通信機は渡していなく………今、お二人がどちらにおられるのかわからないのです…………ご主人様が………エステル様達から……エルファティシア様の事情を聞き………今、諜報部隊の兵達の一部を動かして………ゼムリア大陸中を探しているとの事です………その事を………エルファティシア様が訪ねてきたら話すようにとご主人様から指示を頂いていたので………話させてもらいました………」
「そう………ありがとう………あの2人がこの世界で生きているという情報だけでも十分よ………!―――失礼するわ。」
チキの話を聞いたエルファティシアは微笑んだ後、チキの部屋を出て店舗を出た。そして店舗の近くで待っていたセティ達がエルファティシアに話しかけた。
「チキさんと何か話されたようでしたけど、何の話をされたのですか?」
「ええ、実は――――」
セティに尋ねられたエルファティシアはチキから聞いた事情を説明した。
「えっ!?エルファティシアさんが元いた時代の方が転生し、さらにこの世界にいるのですか!?」
「奇跡のような出来事ですね………」
「しかもそのヴァイスハイトさんだっけ?エルファティシアさんが好きな人だったんだよね?よかったね、エルファティシアさん!」
事情を聞いたセティとエリナは驚き、シャマーラは嬉しそうな表情でエルファティシアを見つめ
「ええ………!ルリエンよ、この奇跡を起こしてくれた貴女に最大の感謝を………!」
見つめられたエルファティシアは嬉しそうな表情で頷いた後、涙を流しながらその場で祈った。その後セティ達はセルゲイに報告する為に支援課のビルに戻って行った………
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ