第80話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
てやるよ!昨日の真夜中―――いや日付は今日になるのか。”黒月”の事務所と”ラギール商会”の店舗が何者かに襲撃されたそうだぜ!」
「何だって………!」
「何でも”黒月”は防戦一方で”ラギール商会”も苦戦していたみたいでさ〜!特に”黒月”はかなりの被害も出たみたいだぜ!?ま、襲ったのは間違いなくルバーチェの連中だろうけどな!」
「そうだったのか………ありがとう、ヨナ。情報提供感謝するよ。」
「ハッ、今度何かで返せよな!」
そしてロイドは通信を止めた。
「ヨナからですか?」
「ああ……どうやらとんでもない事が起きたみたいだ。」
ロイド達はみんなに、ヨナから聞いた情報を伝えた。
「ほ、本当なの………!?」
「おいおい、マジかよ!?」
「メンフィル兵達もいる上、エリザベッタさんがいながら苦戦するなんて………」
「真夜中とはいえ市街地でそんな事が………」
「ほえ〜?」
情報を聞いたエリィ、ランディ、セティ、ティオは驚き、キーアは首を傾げていた。
「ふむ……それが本当なら一課あたりがとっくに動いてるんだろうが………気になるんなら行って来い。―――ただしメシを喰ってからな。」
「はい、そうしてみます!」
そしてセルゲイの指示にロイドは力強く頷いた。その後ロイド達は2手に分かれて襲撃された所に事情を聞きに行くことにし、ロイド達は”黒月貿易公司”に、セティ達は”ラギール商会”に向かった。
〜歓楽街・ラギール商会〜
ラギール商会の店舗に到着したセティ達は店舗の扉を守っている警官に自分達の警察手帳を見せて名乗った後店舗の中に通してもらい、チキがいる部屋に向かった。するとそこには女性の刑事がチキと話していた。
「―――それではチキさん。今日の所はこれで失礼します。できればもっと詳しい事情を伺えれば、私共としても色々と協力できるのですが。」
「………申し訳ございません。深夜での突然の襲撃の為、襲撃者が何者で………何故こちらが狙われたのか私達の方でも見当がつかないのです………」
女性の刑事―――エマが苦々しい表情で申し訳なさそうな表情をして会釈をしたチキを見つめていた。
「………そのわりには随分と手際よく防戦されたのですね。1階は酷い状況だったのに、2階は綺麗なものです。重機関銃を武装した相手にどのように対処されたのやら。」
「………恐れ入ります。」
エマの言葉にチキが会釈をしたその時
「―――失礼します。」
セティ達が部屋に入って来た。
「あら………貴女達は………」
「特務支援課………!」
部屋に入って来たセティ達を見たチキは驚き、エマはセティ達を睨んだ。
「セルヴァンテ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ