第78話
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に連絡を入れた方がいいんじゃないかしら?」
「ああ、そうだな………」
ホステス達が去った後提案したエリィの言葉に頷いたロイドはエニグマに教えてもらっていた町長宅の番号にコールした。
「もしもし。こちらビクセンだが………」
「どうも、特務支援課のロイド・バニングスです。」
「おお、君か。ひょっとして何か情報でもあったのかね?」
「いえ、それが………」
ロイドは町長に一通りの事情を説明した。
「なんと………そんな事になっていたのか。まさかあのガンツがギャンブルで大勝ちをして高級ホテルに泊まっているとは………」
「さすがに連れ戻す説得までは出来なかったんですが………一応、報告だけでもと思いまして。」
「いやいや、それで十分だ。そういう事であれば明日にでも私が街に出て彼と直接話をしてみるつもりだ。ありがとう、本当に助かったよ。」
「いえ、お気になさらずに。また何かあったら遠慮なくこちらに連絡してきてください。出来る限りのお手伝いをさせてもらいますから。」
「ありがとう………その時はよろしく頼むよ。」
そしてロイドは通信を止めた。
「町長さんはなんて?」
「ああ、さすがに驚いたみたいだった。明日、クロスベル市に来て直接話してみるってさ。」
「ま、身内が話すのが一番いいかもしれねぇな。」
「…………………………」
「………ティオ?さっきから静かだけど何か気になる事でもあるのか?」
「いえ………ただ、今日は色々あったので疲れてしまったみたいで………」
「そうか……遺跡の調査もあったしな。」
「もう日も暮れているし、そろそろ支援課に帰りましょう。キーアちゃんも待っている事だし。」
「ふふ、そうですね………キーアの笑顔が見られれば疲れも吹き飛びそうな気がします。」
「はは、大げさだな。ま、気持ちはわかるけどさ。」
「やれやれ、揃いも揃って親バカというか何というか………そんじゃ、とっととキー坊の顔を見に帰るとすっか!」
その後ロイド達は支援課のビルに戻って行った……………
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