第78話
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横好きでしかなかった週末ギャンブラー………どうしてこんなに勝ち続けることが出来るようになったのかと思ってさ。」
「それは………」
「ふむ、確かに気になるな。つーか、是非ともコツを伝授してもらいたいくらいだぜ。」
ロイドの話を聞いたエリィは考え込み、ランディは頷いた後溜息を吐いた。
「ランディさんもギャンブルはそこそこ強いと聞いていますけど………」
「調子がいい時はな。だが、2週間連続で勝ち続けて50万ミラ稼ぐなんてのは無理だ。ま、ジャックみたいな凄腕の賭博師ならあり得るかもしれんが。」
「あれは小説の話でしょう………」
ランディの言葉を聞いたエリィが呆れたその時、ホステス達がガンツの宿泊している部屋から出て来た。
「あら………」
「なんだ、まだいたんだァ?」
「おいおい、ご挨拶だな。そうだ2人とも……少し話を聞かせてくれねぇか?あのガンツって兄さんについてなんだが………」
「ふふ、別にいいわよ。」
「なになに?ひょっとして犯罪がらみぃ?」
ランディの言葉を聞いたホステス達は微笑んだり、興味深そうな表情になった。
「いや、そうじゃねえが………あの兄さん、いつもあんな調子なのかよ?いくら酒が入ってるからってあまりに横柄すぎやしねぇか?」
「うーん、そうね……確かに最初の頃は、あそこまで威張り散らしたりはしていなかったけど………」
「そのうちどんどん、エラソーになってったかなァ。ま、ウチらは客商売だからあんまり気にはしてないけどー。」
「ふむ、そうか………」
「あの態度は、酒が入っているからだけじゃ無いってことか………」
ホステス達の話を聞いたランディとロイドは考え込んだ。
「それにしても彼、ホント凄いのよね。まるで伏せられたカードが見えているみたいにカンが冴えてるんだもの。」
「うんうん!ルーレットなんて数字をピタリと当てちゃうしィ!ディーラーの人達の考えも見抜いちゃってるみたいだもん!」
「それは凄いですね………」
「は〜、そこまで行くとカンと言うより超能力だな。」
「クッ、なんでその力が俺に目覚めないんだっつーの!」
「………………………」
ホステスのガンツについての詳細な説明を聞いたエリィは驚き、ロイドは溜息を吐き、ランディは悔しそうな表情をし、ティオは黙り込んでいた。
「えっと、ガンツさんについては知っているのはその位だけど………」
「そんなんでもいいワケ?」
「おお、サンクス。また暇な時にでも店に寄らせてもらうぜ。」
「ふふ………期待しないで待ってるわ。」
「それじゃ、まったねェ〜。」
そしてホステス達は去って行った。
「………とりあえず、町長さん
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