第78話
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てるよ。」
「ご、50万ミラ!?」
「かなりの大金ですね………」
「おいおい、マジかよ………なんかイカサマをやってるとかそんなんじゃねえんだよな?」
オーナーの話を聞いたロイドとティオは驚き、ランディは溜息を吐いた後真剣な表情で尋ねた。
「私達もプロだ。イカサマがあれば気付くさ。とにかく異常にカンが冴えてる上にあり得ないほどのツキの良さでな。一体、彼に何があったのかこちらも知りたいくらいなんだ。」
「むう………」
「町長さんから聞いた話と随分違っているみたいだけど………」
「あの、オーナー。ガンツさんは鉱山町にはずっと帰っていないそうですが………滞在場所はご存知ありませんか?」
「ああ、それなら。すぐ近くにあるホテルに毎日泊まっておられますよ。それも確か、最上階にあるデラックスルームだった筈です。」
オーナーの話を聞いたロイド達全員は表情を引き攣らせ
「あの高級ホテルのデラックスルームですか………」
「おいおい………どんなお大尽だっつーの。」
ロイドは驚き、ランディは呆れた表情で溜息を吐いた。
「でも、意外とすぐに消息が判明しましたね。」
「ええ………早速、訪ねてみましょう。」
その後ロイド達は捜し人―――ガンツが泊まっているホテルの部屋をノックした後部屋の中に入った。
〜ホテル・ミレニアム〜
「あ〜、ランディさん?」
「あら、お久しぶりね。」
部屋の中にいるスーツを着た男の両脇にいる女性のホステスはランディに気付いて声をかけ
「はは、ご無沙汰してるぜ。」
声をかけられたランディは軽く手をあげて答えた。
「ああん、なんだオメーらは………?」
一方男は酔っぱらった様子でロイド達を見つめた。
「―――失礼します。クロスベル警察の者です。マインツのガンツさんですね?」
「ヒック、そうだが………オメーら、どこかで見た事があるような………?」
「え………」
男―――ガンツが呟いた言葉を聞いたロイドが驚いたその時
「………というか、この人。軍用犬騒ぎの時に襲われそうになっていた鉱員さんの片方では………?」
ガンツの顔を見て何かを思い出したティオはジト目でガンツを見つめながらロイド達に言った。
「あ………!」
「あの時の………」
「ハッ、そんな事もありやがったな。思い出したぜ………確かに警察のガキどもだったな。このオレ様に何の用だよ、ヒック?」
ティオの言葉を聞いたロイドとエリィは思い出し、ガンツも思い出した後酔った様子でロイド達を見つめて尋ねた。
「その、実はマインツの町長さんに頼まれまして………あなたの行方を捜していたんです。」
「町長
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