第78話
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案に頷いたノエルはある事に気付いて尋ねた。
「ああ、少なくともカジノは訪ねてみるつもりだ。もし、警備隊の方でそれらしい情報があったらこっちに連絡してくれないか?」
「わかりました。鉱山町のガンツさんですね。それでは失礼します。皆さん、お疲れ様でした!」
「おお、そっちこそお疲れ。」
「わざわざ市内まで送って頂き、ありがとうございました。」
ランディとエリナの言葉を聞いたノエルは装甲車に乗り込んで運転を始め、どこかに去って行った。
「さてと………それじゃあ時間もないし、このままカジノに行ってみるか。」
「ええ、そのガンツさんっていう鉱員の情報を集めないとね。」
「そんじゃあとっとと歓楽街の方に行こうぜ。」
「ああ。……あ、そうだ。セティ達とエルファティシアさんは先にビルに戻って休んでいていいよ。」
エリィとランディの言葉に頷いたロイドはセティ達やエルファティシアを見回して提案し
「あら、いいのかしら?」
「聞き込みの手伝いはしなくていいのですか?」
ロイドの提案を聞いたエルファティシアは意外そうな表情をし、セティは尋ねた。
「もう時間も遅いから今日は多分、カジノを訪ねるぐらいだと思うから人手はそんなにいらないと思うし。」
「……わかりました。じゃあ、先に休ませてもらいます。よければ、夕食の準備もしておきますが。」
ロイドの説明を聞いて頷いたエリナは食事の準備をする事を申し出
「あ、大丈夫です。既に下ごしらえも済んでいますので。」
「わかりました。」
「それじゃ、お先〜。」
ティオの話を聞いて頷き、ビルに戻って行った。そしてセティ達を先にビルに帰したロイド達は歓楽街にあるカジノに向かい、カジノの中にある酒場のマスターでもあるカジノのオーナーを訪ねた。
〜歓楽街・カジノ〜
「おや、これは皆さん。ランディと一緒に遊びに来られたんですか?」
「いえ、実は………」
「ちょいとオーナーに聞きたい事があるんだけどよ。」
ロイド達は行方不明になっているガンツ鉱員について訪ねてみた。
「行方不明?ハハ、そんな馬鹿な。今日だってウチに遊びに来て荒稼ぎして行かれましたが………」
「ほ、本当ですか?」
「しかも荒稼ぎって………」
オーナーの話を聞いたロイドとエリィは驚き
「おいおい、オーナー。人違いじゃねえだろうな?俺達が捜してんのはマインツの鉱員をやってるツキもカンもねぇ野郎だぜ?」
ランディは目を細めて確認した。
「ああ、勿論その方のことさ。2週間前になるか………久々に顔を見せたかと思ったら別人のように強くなっててな。おかげでウチのディーラーは負け続き。50万ミラくらい持っていかれ
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