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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
目覚める『闇』と『光』の事
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許されることなのか?自分は許せるのか?……いや!
「………天和」
「ルーク?」
「先に逃げろ!とにかく隠れるんだ。俺は…こいつらを助けてくる!」
「な、なんでそんなこというの!?危ないよ!」
無謀すぎる、と天和は反論した。あの化け物たちは呉の兵一人ひとりが相手するにはあまりに強敵すぎる上に、数が圧倒的に多いのだ。それに、自分たちには先に果たさないといけないことがあるはず。それを無視しているとしか思えない。
だが、そんな彼らさえも逃がすまいと、ついに怪鳥たちが取り囲んできた。
「ちぃ!天和、走るぞ!」
「ひゃ!?」
ルークはすぐに天和を腕の中に抱きとめると、全力で駆け出した。とにかく怪物たちが自分たちを捕まえるどころか、追いつけないくらいに早く駆けた。天和はいきなり会って間もない男にお姫様抱っこされた上に、その男が眼に捕らえきれないほどの速さで走っている姓で頭が混乱していた。
すると、向こうから巻き上がった砂煙が現れ、それが二人の下に近づいてきた。天和を下ろし、ルークは咄嗟に身構えた。まさか、あそこに居る怪物の一体がこちらに迫っているのか?そう思っていたが、違った。
「り、呂蒙様…もう持ちこたえられません…!あなただけでもお逃げを…」
それは殿としてこの場に残ったままの、傷だらけとなった呉の将たちだった。その中には、潘璋や亞莎の姿もあった。武器もボロボロの状態となった上に、敵の猛攻が激しすぎて限界に達していることが明らかだった。
「けど、ここにいるみんなを置いていくなんて…」
「まだそのようなことを言われるか!あなたはご決断なさったはずだ!この状況下、周喩様や陸孫様だったらどうするかをお考えになってくだされ!」
大切な部下たちを逃げることをためらう亞莎に、潘璋は必死に説得を試みた。
「…」
だが、なおも亞莎はためらったままだ。ここで自分だけ逃げるのは、どうしても許せなくて…
と、そのときだった。
「危ない!!」
遠くからルークの叫び声が轟いた。その声が亞莎に届いたときには既に遅く、怪鳥の一体が亞莎に向かって食らいつこうとしていた。もはや眼前、逃げることも避けることもできなかった。反射的に目を閉ざすことしかできない亞莎。
だが、彼女に怪物の突進が届くことはなかった。
「ぐあぁ!!」
「ッ!」
その怪物が亞莎に食らい疲れる直前だった。彼女の顔に血が飛び散る。だが、それは彼女の血ではなく…
「…り、呂蒙……様…どうか…お逃げ…を…」
彼女のすぐ傍に控えていた、潘璋のものだった。彼は後ろから首元を怪物にばっくり食われてしまった。
「あ、ああ……」
亞莎は絶望に染まった目で、首と胴体を引きちぎられながら倒れる潘璋を呆然と見ることしかできなくなった。その場でへたり込み、震えて動けなくなってしまう。そんな彼女に、再び怪
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