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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
ルーク、天和と出会うの事
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て北に向かわなければ。天和のことも見つつ、ルークは身構えた。


それを見ている、悪しき意思を持つ者がいた。
謎の青年と眼鏡の男の配下の一人、『ダイダラ』という仮面の男だった。
(くく、見つけたぞ…)
豆粒ほどにも満たないほどの遠い場所から、双眼鏡を越しているわけでもないのにはっきりとルークと天和、そして彼らを囲む呉の兵たちの姿を見据えながら、ダイダラは笑った。
これで奴を捕まえれば、あの方々も喜ぶに違いないだろう。
(今、奴はこの世界の者どもに阻まれているか…少々邪魔だな。なら少々手を貸してやるとしようか。感謝するがいい)
ルークたちの観察を続けるダイダラ。ふと、彼は付近から感じる猛烈な『何か』を感じた。それを辿って視線を研ぎ澄ませていく。そしてその目に映ったのは、遺跡を囲む呉の陣営と、彼らが出入りしている遺跡の入口。
そこから発せられる波動を、彼は感じ取った。亞莎にとってそれはひどく重苦しく、不快感でしかなかったそれは…その男にとっては快感で満たされるほど心地よかった。そして、その波動の根源がいかなるものなのかも理解し、ほくそ笑んだ。
(ちょうどいい、あそこを利用させてもらうか)
ダイダラはある企みを秘めて、一瞬にして陽炎のように姿を消した。

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