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ウルゼロ魔外伝 超古代戦士の転生者と三国の恋姫たち
ルーク、天和と出会うの事
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母ルイズが参加した、自分が生まれる前に勃発した、宇宙からの脅威との戦争。その戦いを通して祖国トリステインは国と民を、世界を守るために時勢を大きく変えなければならなかった。それに着いて来れなかった貴族など何人いたことだろう。そう言った類の貴族は、位を負われた果てに続として人気の少ないところをはいかいするわ、辛うじて食らいついても今の時勢への苛立ちからか、ルークが見てきたようないじめ問題を起こすこともあった。
でもルークは、今更そんな奴らに負けるようなやわな育ちも体つきもしては居ないという自負があった。油断さえしなければどうとでもなる。
ふと、ルークは視線の先に何かを見つけた。
「赤い鎧…どこかの軍か?」
自分たちが通っている河川の傍の道の近くに、高いつくりの柵で囲われた陣を見つけた。そしてその陣からは旗が上っている。漢字で『呉』と文字が刻み込まれていた。
それを見た途端、天和が足を止めた。
「どうした?」
妙に気まずげな様子の天和、一体どうしたというのだ。
「あれ、呉の人たち…」
「『ゴ』?…あぁ、確か…今のこの大陸を収めている三つの国の内、南東一体を支配しているって言う…」
この大陸のことは、黄巾の乱のことをはじめとして、天和が知っている程度のことだがルークは聞いた。だが、なぜ天和は連中を避けているような姿勢をとっているのか。
「…ねぇ、ちょっとここは避けていこう?ほ、ほら!軍の人たちって、結構乱暴だったり頭に血が上って人の話を聞かなかったりすることが多いし…ね?」
「さすがにそこまではないんじゃないか?」
「ルーク、そんな悠長なことじゃないの。兵隊さんって、少しでも怪しいって思ったら問答無用で尋問してくることだってあるんだから」
言われてみればそうかも知れない。人の話を聞かないと言えば、思ってみれば江陵にいたあの門番の兵たちのこともある。…が、悠長さに関してはこいつに言われたくない、とも思った。
「…今、ちょっと失礼なこと考えてなかった?」
突如天和がむーッと頬を膨らませてルークを睨んできた。どうやら彼が何を考えていたのか、少なくとも自分が貶されているようなことを考えているのを察したらしい。
「べ、別にぃ!?ま…まぁ、とにかく避けときゃいいんだな?」
自分の考えていることを当ててきた天和に、思わずきょどってしまったルーク。明らかに動揺しており、無理やり誤魔化しているのが見て取れた。
しかし、そのときだった。
「お前たち!そこで何をしている!」
突然怒鳴り声を浴びせられ、二人は思わずビクッと身を震わせた。振り向くと、数人ほどの呉の兵士たちがルークたちを取り囲んでいた。しまった。言った矢先に呉の兵たちに目をつけられてしまった。
「え、えっと私たちは…その…旅の者でして」
「旅人だと?だったらなぜ我が陣営に近づいてき
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