112章 芸術と自然は、人間をまともなものにする
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考えがないように、
子どもたちは、何が善で、何が悪かも、自分で判断できない、
自然児というか野生児のような存在ですからね。
だから、悪いことをする子どももいるわけですけどね。
そんな子供たちの成長には、親や社会の愛情とかが必要なんですよ。
でも、子どもって、やっぱり、その心というか、魂は、無垢というか、
汚れがなくて、清浄なんだと思うんですよ。
ですから、子どもたちの感性や感受性は、鋭敏で、豊かで、
自然の中で、自由にのびのび、楽しく遊ぶことに夢中になれるんですよね。
いわば、子どもたちには、芸術家や詩人の資質がもともとあるんでしょうね。
そんな子どもたちが、大人になって、平和で楽しい社会を作っていけたらいいなと、
おれは空想してしまうんですよ。あっははは。
大人になっていくと、いろいろな迷妄に、人は迷い込むものですよね。
誤った考えを、真実と思い込んだり、信じ込んだりで、
なんか、違うんじゃないのっていう感じの、大人が多すぎますよね。あっはは。
まあ、そんな迷妄から、子どもたちやみんなを守る、考え方をしていかないと、
明るい未来は実現しないような気がするんですよ。あっははは
そう言えば、ノーベル賞の大村智さんは、『芸術と自然は、人間をまともなものにする。』
と言っていますけど、おれも、自然と芸術、この2つだよな!とよく思うので、
さすが大村先生だなあって、名言だなあって、共感するんですよ。あっははは」
みんなに、信也はそう語った。
・・・美樹ちゃんも、陽斗くんと、うまくいっているようで、幸せそうだ、よかったぜ・・・
微笑む美樹を見ながら、信也はそんなこともふと思う。
≪つづく≫ --- 112章 おわり ---
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