第75話
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かったですし、中には死に際に自爆や呪いの叫びでわたし達を道連れにしようとした魔獣もいましたし……」
リタの説明を聞いたティオは考え込み
「…………………………なあ、リタちゃん。よければ俺達と一緒に探索してくれないかな?」
一方真剣な表情で考え込んでいたロイドはリタに提案し
「ロ、ロイド!?」
「おいおいおい………本気か!?」
提案を聞いたエリィは驚き、ランディは驚いた後尋ねた。
「勿論、本気さ。リタちゃんが既にこの遺跡内にいたという事は当然、鐘楼まで行く道や仕掛けなんかも知っていそうだし、何よりも先程の彼女の力を見ただろう?」
「なるほど………確かに既に仕掛けや道を知っている奴が一緒なら、探索はスムーズになるな。」
「ええ………鐘楼までの道のりは今の所、見つかっていませんしね……」
「………それにあれほどの数の冥界の者達を一瞬で滅するなんて、相当の腕を持っている証拠ですね。そんな方がいっしょに付いてきてくれたら心強いですね。」
ロイドの説明を聞いたランディとノエルは納得した様子で頷き、エリナは頷いた後リタを見つめた。
「それで、どうかな?」
「別に構いませんよ。魔物の数が多くて私もうんざりしていましたから、人手は多い方が助かりますし。」
「そうか………よろしくな、リタちゃん。」
「はい、よろしくお願いします。」
口元に笑みを浮かべて見つめられたロイドをリタは微笑みながら見つめて頷いた。
「ううっ………まさか本物の幽霊と一緒に行動する事になるなんて………」
「ハハ、可愛いからいいじゃねえか。」
「フフ、確かにそれは言えてますね。」
一方エリィは疲れた表情で溜息を吐き、エリィの言葉を聞いたランディとノエルは苦笑していた。その後リタを加えたロイド達は時折現れる亡霊や変わった魔獣達を倒しながら、リタの先導によって迷う事なく道を進み、さらに仕掛けを解いて礼拝堂に隠されていた隠し扉を開いて、扉の中へと入った。するとそこに地面に巨大な目が描かれ、魔法陣らしきものをいくつも描かれていた。
「こ、これは………」
「なんつーか………やたらと怪しげな場所だな。なんでこんな場所が礼拝堂の裏側にあるんだ?」
地面に描かれている魔法陣や周囲にある松明を見たノエルは驚き、ランディは溜息を吐いた後目を細めて呟いた。
「そうだな………七耀教会の遺跡にしては不気味すぎる感じだけど………」
「そ、その床に描かれた紋様は一体なんなのかしら………?目………みたいな形だけど………」
「「「「……………………………」」」」
「どうした、ティオ?それにセティ達も。」
「な、何か気付いた事でも?」
地面に描かれている紋様を見て
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