4章〜忍び寄る叡智〜 第73話
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力が必要になって来るでしょうし。」
「私も特に問題ないわ。」
「俺も問題ないぜ。お嬢の方はどうやら、気乗りがしないみたいだが?」
ロイドに尋ねられた仲間達は目を逸らして頷いたエリィ以外頷き、エリィの様子に気付いたランディは指摘した。
「そ、そんな事ありません。幽霊が怖いなんてそんな子供みたいな―――あ。」
「語るに落ちたか。」
「エリィ、ユーレイが怖いのー?」
ランディの指摘に答えた後ある事に気付いて頬を赤らめたエリィの様子を見たランディは口元に笑みを浮かべ、キーアはエリィに尋ねた。
「そ、そんなことないのよ?ただその、得体の知れない相手は慎重に対応すべきというか……」
キーアに尋ねられたエリィは表情を引き攣らせながら説明した。
「無理もないですよ………あたしも任務じゃなかったら進んで調査したいとは思いませんし。………でも、このまま何も無かった事にされちゃうのはなんだか納得できなくって………」
「あ……」
「その気持ちはよくわかるよ。えっと、何ならエリィは留守番してくれてもいいけど………」
「わかった、わかりましたとも!私も行きます、行きますとも!」
「エリィさん、ヤケクソですね。」
「やれやれ、無茶しやがって。」
その後ロイド達は支援要請をいくつか片付けた後、ノエルが運転する警備隊の装甲車によって山道の途中にあるトンネルまで行き、そこから徒歩で件の遺跡に向かった…………
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