4章〜忍び寄る叡智〜 第73話
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で呟き、セティは微笑みながら頷いた。
「フフ、エルフの寿命で驚くのだったら、”神格者”はもっと驚くわよ〜?」
「へ………」
「”神格者”?なんだそりゃ??」
そして口元に笑みを浮かべながら言ったエルファティシアの言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、ランディは首を傾げ
「………聞いた事があります。何でも信仰する”神”から”神核”を承って、なれる存在だとか。”神格者”になれば不老不死の存在になれると聞きましたが………」
「ええ、それで合っているわよ。後は元々”核”がある”魔神”なんかもそうだし、中には自らの力で”神格者”に到達する者もいると聞くわ。」
エリィは静かな表情で答えてエルファティシアを見つめ、見つめられたエルファティシアは頷いた。
「えええええええっ!?」
「おいおいおいおい………!異世界にはそんなとんでもない存在もいるのかよ!?」
2人の話を聞いたロイドは驚き、ランディは信じられない表情で言い
「ねえ、ロイドー。ふろうふしって何〜?」
キーアは可愛らしく首を傾げて尋ねた。
「決して老いず、寿命で死ぬことはないって事さ。………それにしても凄いな、異世界は………そんなとてつもない存在もいるのか………」
キーアの質問に答えたロイドは驚きの表情で呟き
「もしかしてティオすけはその”影の国”って場所で”神格者”って奴等にも合ったのか?」
ある事が気になったランディはティオに尋ねた。
「ええ。………というか以前ロイドさん達に話した人達の一部もそうですよ。」
「へ〜………誰なんだ?」
ティオの話を聞いたロイドは興味深そうな表情で尋ねた。
「――――リウイ陛下、イリーナ皇妃、ペテレーネさん、エヴリーヌさん、ウィルさん。………この5人は”神格者”か”魔神”です。」
「ええっ!?え、”英雄王”と”聖皇妃”どころか”闇の聖女”や”魔弓将”、さらにはセティ達のお父さんもそうだなんて………」
「”英雄王”と”聖皇妃”が不老不死の存在って………か〜!永遠の美男美女カップルとか羨ましすぎだろっ!」
ティオの説明を聞いたロイドは驚き、ランディは信じられない表情をした後溜息を吐き
「ちょ、ちょっと待って、ティオちゃん!イリーナ皇妃が”神格者”って話は本当なの!?」
エリィは血相を変えてティオを見つめて尋ねた。
「ええ。確か”影の国”の探索の途中で出会った”虚構”の存在―――”魔神”であるリウイ陛下の父親が消滅する直前にイリーナ皇妃に自らの”核”を授けて、イリーナ皇妃は”神格者”になったそうです。」
「そ、そうなの……………………………………(………まさかお姉様が既に”人間”をやめていたなんて………何故………”
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