4章〜忍び寄る叡智〜 第73話
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えた後、苦笑しながらエルファティシアを見つめ
「あら。領主の娘である貴女も人の事は言えないでしょ?………”エレン・ダ・メイル”にいた頃は私自らお菓子を作って、メイメイやヴァイスハイト達とお茶を楽しんでいたからね。料理はそれなりにできるわよ?私から見れば天使の血を引くエリナや睡魔族の血を引くシャマーラが料理できる事の方が驚きだけど。」
見つめられたエルファティシアは微笑みながら答えた後、エリナとシャマーラに視線を向けた。
「あはは。確かに母さんは料理はする方じゃなく、食べる方だったな〜。」
「……幼い頃からセティ姉様と一緒にセラ母様達の食事の準備を手伝っていたら自然とできるようになったんです。」
エルファティシアの言葉を聞いたシャマーラは苦笑し、エリナは静かな笑みを浮かべて言った。
「それにしてもたった3週間で料理が出来るほど、こちらの世界の技術に付いていけるようになったんですね。」
「フフ、こう見えても長い時を生きているからね。私が知ってる遥か昔の技術と比べたら、このぐらい簡単よ。」
一方ティオに見つめられたエルファティシアは微笑みながら答え
「そういえばずっと気になっていたんですけど…………エルファティシアさんって、何歳なんですか?」
ロイドはある事をエルファティシアに尋ねた。
「ロイド………貴方、言ってはいけない事を言ったわね。」
「鈍感にもほどがあるでしょうに………」
「おいおい。女性にとって禁句だぞ、その言葉は。」
(フウ………この子のこういう所はどうやって治せばいいのか、思いつかないのよね………)
一方ロイドの質問を聞いたエリィとティオはジト目でロイドを見つめ、ランディとルファディエルは呆れていた。
「うっ………………す、すみません、エルファティシアさん。失礼な事を言ってしまって………」
エリィ達に見つめられたロイドは冷や汗をかいた後、エルファティシアを見つめて謝り
「フフ、別に気にしていないからいいよ。第一私も何百年生きているか忘れちゃったから答えようがないし。」
謝られたエルファティシアは口元に笑みを浮かべて答えた。
「ええっ!?」
「す、数百年も生きててそんなに若い姿をしているんですか………」
「相変わらず異種族の方って、見た目と年齢が全然釣り合いませんね………」
「何を言う!?それがいいんだろうが!」
エルファティシアの話を聞いたロイドとエリィは驚き、ティオはジト目で呟き、ランディは真剣な表情でティオに突っ込み
「………エルフ族の方はそんなに生きれるのですか………」
「お父さんが”神格者”になって、本当に良かったね!」
「ええ………」
エリナは驚き、シャマーラは嬉しそうな表情
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