第59話
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ス、ガイお兄さんが今の言葉を聞いたらどんな反応をするでしょうね♪)
兄に対するダドリーの評価を聞いたロイドは驚き、レンは小悪魔な笑みを浮かべていた。
「……ヤツが殉職した時、私達一課の人間の喪失感は予想以上のものだった。ソリは合わなかったが………どこかヤツの破天荒な行動力に期待していた所もあったんだろう。必死になって犯人を捜したが、結局、手掛かりを見つける事ができなかった所か奴の遺体を見つける事もできず………―――すまない。お前には辛い想いをさせたな。」
「よ、よしてくださいよ。単独捜査をしていた兄貴にも問題はあったみたいだし……それに”兄貴は今も生きていますし。”」
ダドリーに謝罪されたロイドは謙遜した様子で答えた後ダドリーにとって驚愕の事実を伝えた。
「何………!?奴が今も生きているとはどういう事なのだ……!?」
「……その、誰にも他言無用と言う事でお願いします―――――」
そしてロイドはダドリーに死亡したはずのガイ・バニングスが今も生きている経緯を説明した。
「…………フン、相変わらず悪運の強い男だ。しかもそんな目にあったにも関わらず独断専行も相変わらずのようだな………そんな事になったのならばせめて私達一課の人物にだけ生存とその理由を知らせてくれていれば、内密でその”犯人”とやらの”目的”の調査くらいはしてやるものを………」
事情を聞き終えたダドリーは驚きの表情で絶句していたがやがて静かな笑みを浮かべてガイに対する皮肉の言葉を口にした後呆れた表情で溜息を吐いた。
「す、すみません。兄貴が散々心配と迷惑をかけてしまって………」
「お前が謝罪する必要はない。………まあ、奴が姿を現した時に説教は当然として一発は殴らせてもらうがな。」
ロイドに謝罪されたダドリーは静かな表情で答えた後口元に笑みを浮かべ
「ハハ…………まあ、今まで心配や迷惑をかけた挙句連絡一つすらも寄越さなかったのですからそのくらいは仕方ないかと。」
「クスクス、一発でもダドリーおじさんの拳はかなり痛いでしょうね♪」
「それには同感です。何せS(スペシャル)クラフトでも拳を使っているくらいですしね。」
ダドリーの言葉を聞いたロイドは冷や汗をかいて苦笑し、小悪魔な笑みを浮かべているレンの推測にティオは静かな表情で頷いた。
「私はまだそんな呼ばれ方をする年齢ではない!…………ブライト。先程のバニングスの話によれば、お前とお前の兄―――”焔の剣聖”はガイを殺しかけた”犯人”を知っているとの事だな?」
レンとティオの会話を聞いて顔に青筋を立てたダドリーはレンを睨んで反論した後気を取り直して真剣な表情で問いかけた。
「ええ、知っているわよ。でもそれを教えられない理由もロイド
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