クラス対抗戦
第10話 転校生はセカンド幼馴染 U
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「いいから今後は控えなさい。これはあなた達生徒を思う会長としての命令よ」
箒「……解り…ました……」
考えを変えない箒だったが、生徒会長からの命令となっては流石に逆らうワケにもいかず言う通りせざるを得なくなった。
だが一方で、楯無本人の言ってたことがある意味的中していた。
それは……
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白夜「ぐっ、ううっ!うがぁああああ〜〜〜〜!!!!」≪ズキズキ……!≫
学生寮の1025室では特訓から帰った白夜が、契約による反動(主に織斑 一夏であった時の記憶に触れた事)で身体全身の激痛によって悲鳴をあげながら悶え苦しんでいた。この激痛は本人にとってすれば今回が初めてではない。ドイツで織斑 千冬、そしてアメリカでのマドカの再会。それに加えて入学初日での眠りについた後でも経験してる。
普通なら何度も受ければ慣れるモノだろうがこれはあまりにも特殊過ぎるが為いやでも慣れるような代物ではない。
とはいえ、それだけで済むならまだいいが……
「ねぇ、あの声って白夜くんじゃない?」
「うん、1025室だから間違いないよ。だってここ(IS学園)は男は白夜くんだけだし」
「でもどうしたのかな、あんな声をあげて?」
「もしかして、昼間言ってたあれじゃない?」
「あり得る、だって結構痛いらしいからね。仕方なかったとはいえ、不憫にも程があるわね……」
その悲鳴は学生寮全体に聞こえる程で、既に部屋の前には多くの女子が取り巻いていて問題になっていた。
マドカ「兄さん大丈夫、何か薬持ってこようか??」
白夜「う…ぐぐ……!じ…陣痛剤と…胃腸薬と…頭痛薬を…頼む……あがぁああああ〜〜〜〜!!!!」≪ズキズキ……!≫
あまりの事態にいつも落ち着いてる筈のマドカまでアタフタする状態で……
千冬「どうした白夜!大声出して大丈夫か??」
事態を聞きつけて千h…いや織斑先生までやって来て最早収拾のつかないところにまで達していた。
ーーーー
白夜「わ…悪い……少し…一人に…させて…くれ……」≪ズキズキ……!≫
突然……織斑先生の登場で虫の居所が悪くなったのか、一人にして欲しいと言い出した。
マドカ「何言ってるんだ兄さん!そんな事出来る筈無いよ??」
千冬「そうだ白夜、お前が全て抱え込んで良いものじゃない!何かあれば私に__!」
当然……そんな頼みなぞ聞けるようなものではなかったが……
白夜「いいから一人にしてくれ??」
「「……」」
千冬「解った、お前の言う通りにしよう……
だが何かあれば文句は受け付けないからな。
行くぞ、織斑」
マドカ「はい……」
結局は要求をのむこととなり、事態は終息。その晩マドカは織斑先生の
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