第7話:墓地利用対決! 龍牙vs拓真っ!
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6枚。
(後は《ヘルボロフ》さえ引ければ、この状況を打開できる!)
「その目はまだ諦めていないみたいですね…」
「………」
龍牙の心を察してか、突然拓真は口を開きそれを聞いた龍牙は黙り込む。
「…けど、このタイミングで《ヘルボロフ》を引いても、この状況を覆すことはできないっ…!」
「そんなもん、やってみなければわからないことだっ!」
突如龍牙の周囲が全て真っ黒になり一つのスポットライトが龍牙に照らされた。
「俺は全てを破壊する『破壊者』であり『悪魔』だ!その『悪魔』に逆らうことなど許されないっ!
見せてやるっ!これが…悪魔ドローだっ!」
右手で勢いよく山札の上のカードを天井付近まで放り投げた。
そのカードは重力に従って龍牙のもとに真っ逆さまに落ち、龍牙はそれを右手でキャッチした。
「来たぜっ!」
そのカードはまさに龍牙の切り札と呼ぶに相応しいカード―――
「お前を倒す、切り札がなぁぁ!」
―――《極・龍覇 ヘルボロフ》だった。
それを手札に加え、それとは別のカードを手札から1枚、マナに貯める。
「これでマナは6枚!《ブラッドレイン》の能力でコストを1低減!
《極・龍覇 ヘルボロフ》を召喚っ!」
「っしゃ!やっと俺の出番か!」
(後は俺の運次第!これで墓地に置かれたカードが“アイツら”なら、俺にも勝機がある!)
現れた《ヘルボロフ》の能力で山札から2枚墓地に置ける。
だが、問題なのはその墓地に置かれるカードが龍牙の目当てのカードか、だ。
「………」
恐る恐る山札の上2枚を捲る龍牙。
「……っ!」
捲られた2枚のカードを見て驚く龍牙。
それを見た拓真は勝った、と脳裏でそう思った。
―――だが、
「どうやら神様と言うヤツは相当気紛れみたいだ…」
龍牙のその言葉に打ち消された。
何故なら、
「なっ…!?」
捲られたカードは殿堂カードの《魔光蟲ヴィルジニア卿》とそのカードの相棒とも言える《大邪眼B・ロマノフ》の2枚だったからだ。
それを見た拓真は驚き、恐怖のあまり一歩下がってしまった。
無理もない。この2枚は数年前まで公式大会で暴れていた有名なコンボカードである。
特に《魔公蟲ヴィルジニア卿》は能力があまりにも強すぎるため、殿堂になり、このカードを主軸にしたデッキは構築できなくなった。
それを拓真は知っていた。決闘者として知っていて当然だが、拓真の場合少し違う。
あのコンボはまだ《魔公蟲ヴィルジニア卿》が殿堂になる前、知り合いが《魔公蟲ヴィルジニア卿》を主軸にしたデッキ、通称ヴィルジニアリア
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