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デュエル・マスターズ〜龍を使役する少年の物語〜
第7話:墓地利用対決! 龍牙vs拓真っ!
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タップ。

「……《一撃奪取(スタートダッシュ) マイパット》を召喚」

 現れたのは機械的な椅子に乗った無法者(アウトレイジ)《一撃奪取 マイパット》。
 その能力は《トップギア》、《ブラッドレイン》の水版。

「…ターンエンド」
「俺のターン。ドロー」

 再び龍牙のターンに移り、山札からカードを引き、手札から1枚マナに貯めて4枚にし、その内3枚をタップ。

「呪文、《ボーンおどり・チャージャー》。山札から2枚を墓地へ!チャージャー能力で《ボーンおどり・チャージャー》をマナゾーンに!」

 山札から墓地に置かれたカードは《西部人形ザビ・バレル》、《爆弾魔 タイガマイト》の2枚。

(チッ、《ヘルボロフ》はなしか。まぁ、あまり期待してなかったが…)

 墓地に置かれたカードを見て龍牙は自身の切り札《ヘルボロフ》が墓地に来なかったことに苛立つもすぐに気持ちを切り替える。

「…《一撃奪取 ブラッドレイン》を召喚。ターンエンド」
「俺のターン!ドロー!」

 山札からカードを引き、手札から1枚タップしてマナに貯めて、先程と同じようにアンタップ状態の3枚をタップ。

「《マイパット》の能力で1体目の水のクリーチャーのコストを1低減!《日曜日よりの使者(ビューティフル・サンデー) メーテル》を召喚!」

 現れたのはずっと日曜日が良いと望む無法の少女《日曜日よりの使者 メーテル》。
 その能力は自分がカードを引く時、1枚のかわりに、2枚引いてから自分の手札を1枚捨てる能力。
 つまり、拓真は毎ターン、カードを引く時、2枚引けるのだ。そのかわり、手札から1枚墓地に捨てなければならないが、今の拓真にとって、そこは重要ではない。
 重要なのは“手札”より“墓地”である。

(今、俺の墓地には《シンカイタイフーン》と《クロック》の2枚。次のターン、《メーテル(コイツ)》さえ残れば、“アイツ”を出せるっ…!)
「その顔は何か策があるみたいだな」

 拓真の思考をまるでわかりきっているかのように突然、龍牙は口を開く。
 それを聞いた拓真は一瞬驚くも直ぐ様表情をもとに戻す。

「えぇ。うまくいけば、俺の“切り札”が出せますからね…」
「…そうか。それなら楽しみにしている。それでターンエンドか?」
「…はい」

 拓真の返事を合図に龍牙は山札からカードを引き、一度拓真のバトルゾーンにいる《メーテル》に視点を向ける。

(…《メーテル》。厄介な奴が出たな)

 そこまで考えると龍牙は自身の手札を見る。
 今の龍牙の手札は先程山札から引いたカード《白骨の守護者ホネンビー》の1枚のみ。
 はっきり言って今の龍牙の手札には《メーテル》を除去するカードがない。

(次のターン、アイツ
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