北方作戦
第14話 北方大海戦 T
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合。燃料の補給を済ませ、陸軍部隊の輸送船団を中心に、第四艦隊を前に、第五艦隊,第一航空機動部隊を左右に、第一打撃支援艦隊を後方に配置した対潜輪形陣を組んで北上。余談ですが各艦隊は敵潜を警戒して輪形陣をとっていた。
陸軍部隊は第一部隊の会合で座蒲郎と会った陸軍中将を指揮官とするおよそ2万の軍隊、輸送船30隻からなる軍団だった。
現在……空母と航空戦艦はそれぞれ偵察機を出して警戒を強め、更に随伴の巡洋艦と駆逐艦は電探とソナーに目を光らせて近くをうろつく敵潜水艦を艦隊に近づけまいと最善の注意を払っていた。
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7月22日の05:00
伊勢「提督、こちらも間も無く北上海域へと突入します」
座蒲郎『解った。くれぐれも陸軍部隊に損害の無いようにね』
伊勢「はっ!」
この時、第二攻略部隊の総旗艦を務める第四艦隊旗艦の伊勢は座蒲郎との定時連絡を行っていたがすぐに終わり、油断を見せないまま北方海域への突入を開始した。
伊勢「第二攻略部隊所属の全艦に告ぐ。提督を名を借りて、現時刻をもって〈AT作戦〉の発動を宣言するわ。
これより速力を20ノットへ増速して北方海域へと突入する。警戒を更に強めよ、敵に対し一切の油断も見せては駄目よ!」
『了解!』
≪ザザ〜〜〜……≫
同時に伊勢は通信にて全艦に号令、速力を上げて北上。ここに〈AT作戦〉が発令された。
日向「始まったな」
伊勢「ええっ、何も無ければいいのだけど……考えても仕方ないから、進むしかないわね」
日向「そうだな。とにかく、何かあれば提督に連絡すればいい話だからな。
気は抜かないようにしなくてはな」
伊勢「そうね」
旗艦を任されてる伊勢は何か不安が募るものの、考えてばかりでは仕方ない為、任務を遂行するべく前進を続ける。
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……主人公サイド……
それから4日が経過した7月26日の08:00
≪ザザ〜〜〜……≫
金剛「テートク、濃い霧に覆われて前がマトモに見えまセーン!」
座蒲郎「まさか本当にこうなるとはな」
アムチトカ島の南南西約1300海里(約2405km)にさしかかった所で突然霧が立ち込めて来た為、航空機の発艦が不可能になって、艦隊は電探とソナーを頼りにせざるを得なくなってしまった。
この北方海域独自の気候はある程度把握してはいたものの、こうなってしまうのは流石に予想の範囲外だった。
座蒲郎「各艦の間隔を1kmに広げよう。下手に密集させようものなら艦と艦が衝突する危険がある。
それと、全艦との定時連絡を30分毎に変更する」
金剛「ワーカリましたデース!直ちに全艦に連
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