北方作戦
第14話 北方大海戦 T
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……主人公サイド……
7月21日の06:00
津軽海峡で補給を終え、艦隊は北方海域の出入り口に入ろうとしていた。
金剛「テートク、間もなく海域入り口に入るデース!」
座蒲郎「そうか、解った。第一攻略部隊全艦に聞こえるように通信を開いて」
金剛「了解デース!準備するからチョット待つデース??」
金剛から海域入り口に入ると報告を受けて改めて全艦に号令する為金剛に通信を開くように命じ、本人は直ちに準備に掛かった。
それから……
金剛「テートク、準備完了ネー!」
座蒲郎「ありがとう」
準備出来たそうだから例を言ってから号令を掛けた。
座蒲郎『全艦に告ぐ、本艦隊はこれより北方海域へと突入する。
旗艦にZ旗を掲げよ、守護神の名に恥じぬ戦をしようではないか。
暁の水平線に、勝利を刻め!』
『了解(デース!)!』
金剛の鐘楼にZ旗が上がり、《第二次北方作戦》の〈キ二号作戦〉が本格的に始まった。
座蒲郎「全艦速力25ノットへ増速!対空・対潜・対艦警戒レベルを更に上げ、真っ直ぐアムチトカ島へと向かえ??」
≪ザザ〜〜〜……≫
≪グオォーーン!≫
一刻も早く敵に肉迫する為速力増速と同時に警戒レベルを上げるよう命令。
それに伴って赤城,加賀,飛龍,蒼龍,アキツ丸から艦隊直掩機と偵察機、更に対潜哨戒機が次々発艦して一切の油断も出来ない状況になった。
陸軍少将「いよいよですね」
座蒲郎「そうですね」
陸軍少将「ですが、頼みの綱の霧が見当たりませんがどうしますか?」
途端に陸軍少将の口から出た言葉に、俺は今回の作戦について改めて思い出した。
今回は霧が発生しやすいという北方海域独特の気象状況を利用して霧に紛れて行動することにしていたが、今は肝心の霧は出ていない。このままでは航空戦力があるとはいえ丸裸の状態で敵(深海棲艦)の懐に飛び込んで行くのと同じだ。
座蒲郎「こういうのは“時の運”ってヤツですよ。
それに霧を味方に出来なかったとしても、こちらには我が鎮守府が誇る精鋭部隊が居るのですから、いざぶつかっても深海棲姫が出て来ない限り心配はありません」
陸軍少将「そうでしたか、なら心配ありませんね」
とはいえこっちには強力な航空戦力を持つ一航戦と二航戦、更に先の前哨戦でも持ち前の航空戦力を活かしたあきつ丸が居るからそう対して問題は無い。それにもし深海棲姫とぶつかる事になったとしても、後々到着する第二部隊が合流すれば百人力だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
……アナザーサイド……
一方……同日の7月21日の08:00
≪ザザ〜〜〜……≫
津軽海峡にて第二攻略部隊は陸軍部隊と会
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