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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第三十八話 バレちゃったのです!!!
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イレイン・ティアナ。物静かだが、常に冷静なフロイレイン・レイン、そしてアレーナさんが身柄を引き受けて、新たに仲間になったフロイレイン・アリシア。誰もかれもがそれぞれ個性がある人たちだが、誰もが皆ラインハルト様の大望を助けようとしてくれている。
 私も皆に負けないよう、努力しなくてはならない。



 それからしばらくして――。

 電子戦略会議で、アレーナ・フォン・ランディール、イルーナ・フォン・ヴァンクラフト、フィオーナ・フォン・エリーセル、ティアナ・フォン・ローメルド、レイン・フェリル、ヴァリエ・ル・シャリエ・フォン・エルマーシュ、そして新たに加わったアリシア・フォン・ファーレンハイト等が顔をディスプレイ上に並べて真剣な表情で話し合っていた。

「ラインハルトとキルヒアイスには、私たちが転生者であること、二人に全面的に協力するためにやってきたということを正直に話しました」

 こう聞かされたフィオーナたちは一瞬「ええっ!?」と声を上げたが、それを聞いてなおラインハルトとキルヒアイスが「あなたたちと共に歩んでいきたい。」などと言ったと聞かされると「流石はラインハルトとキルヒアイスよね!!」とかえって彼らの器の大きさを称賛する声に変わっていった。

「原作だの二次創作だのとうまく説明するのは難しいから『数ある未来の中の一つを私たちは知っている。あなたたちのことが後世では伝記として記されている。そしてそれをもとにして二次創作が作られている。』ということにしておいたわ」

 イルーナ・フォン・ヴァンクラフトが説明する。

『その方がいいと思います。既に原作とだいぶかい離しているこの世界においては、原作知識というものは、かえって弊害になる可能性もありますもの。教官たちがおっしゃったことは正しいと思います』

 フィオーナが支持した。

『私としては軽率だったと申し上げたいところですが』

 ヴァリエがアレーナに対してちくりと棘を送る。

『やってしまったことは仕方ありません。もう取り返しがつかないのですから。今後それを活かすも殺すもあの二人次第ということですね。私はあまり心配はしていませんが』
『言ってくれるわね。でもラインハルトとキルヒアイスをなめないでよ。あの二人なら大丈夫なんだから』

 アレーナがやりかえした。

「話を戻しましょうか。ヴァリエ、結論としてアンネローゼは無事だったのね?」

 イルーナの問いかけに、

『はい。身柄には大事ありません。ですが、誰が仕掛けてきたのか、それを捜査する前に実行者がこと切れてしまいました。申し訳ありません』

 ヴァリエが、そしてレイン・フェリルが頭を下げた。

「いいのよ。まずはアンネローゼの身柄の確保が第一なのだから。二人ともよくやったわ
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