第3章:再会、繋がる絆
第51話「未知の次元へ」
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てるのは、まだ優輝が子供の体だからよ。」
種族によるスペック差もあるだろうけど、やはりそこなんだな...。
僕もムートの時の経験を思い出してはいるけど、如何せん前々世とは体格が違う。
だから、いくつかの齟齬が生じ、二人に負けてしまう。
「それと、本来は式姫の強さには上限があるのに、優輝の式姫になってからはそれが感じられないのもあるわね。」
「あたしもデバイスになった...と言うよりも、優ちゃんと一緒にいるようになってからは同じだね。だから、その分あたし達も成長しているの。」
あー...そりゃ、勝てないかな...。
ただでさえ戦闘に関しては僕並なのに、さらに成長するからな。
「...ま、心強いのには変わりないよ。」
「と、当然よ。私は優輝の式姫なんだから。」
顔を赤くしてそっぽを向きながらそう言う椿。花が出てる所から嬉しいのだろう。
そんな椿に、葵と共に和んでいると、クロノから通信が入る。
『これからの方針を決める。一度会議室に集まってくれ。』
「...決まったみたいだな。」
「っ、ええ。行きましょうか。」
ちょうど特訓もキリがいいし、そのまま会議室に向かった。
「さて、作戦についてだが...。まず大前提として、僕達の目的は次元犯罪者クリム・オスクリタの捕縛だ。ロストロギアはその過程で障害になるものと分かっていて欲しい。」
再び皆が集まり、クロノの話を聞く。
「捕縛の作戦は至ってシンプルだ。奴が逃亡する前に行動不能にする。...それだけだ。」
「でも、それが難しいんじゃ?」
なのはが率直にそう言う。一部の人も同じ考えのようだ。
「まぁ、飽くまでこれは“捕縛の作戦”だ。ロストロギアの存在からすれば、当然そんなのは容易じゃない。」
「じゃあ、どうやってそれを成し遂げるの?」
今度はフェイトが聞く。
「やはり一番上手く行ってほしいのは奇襲をかけてロストロギアを使われる前に行動不能にする事だ。もちろん、そうするために全力を尽くすが...。」
「...失敗した時の対策...だな?」
この会議の中心はそれだ。
さっき、クロノはそれについて考えていたのだから。
「ああ。...奴の目的はジュエルシード全て。おそらく、行動に出たら逃げる可能性は低くなるだろう。目的の物が目の前にあるからな。」
「...つまり、ジュエルシードを囮にするのか?」
織崎が推測してそんな事を言う。
「そんな危険な事、本来ならしたくないが...当たらずとも遠からず...だ。」
「...おいクロノ、もしかして...。」
なんとなく、さっきクロノとしていた
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