第3章:再会、繋がる絆
第51話「未知の次元へ」
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だろう。
...まぁ、用心に越した事はないが。
「...とりあえず、今のを参考にこれからの作戦を組み立てる。...少し集中したいから一人にしてくれないか?」
「了解。...あまり根を詰め過ぎるなよ?」
「分かってる。慣れもあるが、それぐらいは身を弁えてるさ。」
まぁ、クロノはきっちりしてるからそこは大丈夫だろう。
無理はするだろうから油断できないが。
「そう言う事だし、出ておこうか。」
「うん、そうだね。」
あれ?そう言えば椿と葵もいたはずだけど...。
「...なにやってるの?」
「相変わらず魔法関連は理解しにくい事があるから、聞き流しながら御札調整?」
「重要な所は聞いちゃってたけどねー。」
そう言いながら、大量の御札を仕舞う。
「どうせ後の会議で分かるでしょ。さぁ、出ておきましょ。」
ちょっとぶっきらぼうに椿はそう言って、先に出て行く。
「(...機嫌損ねたかな?)」
もしかして放置してたから?
「かやちゃん、優ちゃんに構ってもらえなかったからって拗ねてるー。」
「なっ...!?す、拗ねてないわよ!べ、別に寂しくなんて...!」
「誰も寂しい?って聞いてないよ?あたしはちょっと寂しかったけど。」
「っ〜〜〜!!」
...あー、やっぱり、放置してたのが悪かったか...。
後で、なにか埋め合わせを...。
「まぁ、放っておいて悪かったよ。放置されるのは精神的にきついもんな。」
「むぅ...ま、まぁ、いいわよ。分かってくれたなら。」
椿はそっぽを向きながらも、許してくれた。
「あー...君達...?」
「っと、すまんクロノ!ほら、行くぞ椿!」
「あ、ゆ、優輝!?」
未だに部屋に留まっていたせいで、耐えかねたクロノが声を掛ける。
慌てて僕は椿の手を握ってその部屋から退散した。
もちろん、葵や司さんもついてきている。
「っ〜〜〜!(ゆ、優輝の手、手が...!)」
「(うわぁ...かやちゃん、尻尾振れまくってるし、花も...。)」
...なんか椿の手に熱がこもった気がして後ろを振り向くと、顔を赤くした椿と、なぜか出現しまくる花が...。
何か嬉しい事でもあったのか?
「椿?」
「え?っ、きゃっ!?」
「あ、しまっ!?」
立ち止まって聞こうとしたら、いきなりすぎたのか椿は体勢を崩してしまう。
そのまま、僕にぶつかる形で転んでしまう。
「....あ、えと..。」
「っ...!ぅ、ぁ....っ〜〜!」
僕を押し倒す形になった椿は、みるみる顔を赤くする。
「ご、ご
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ