第57話
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ずだ。」
「なるほど……確かに。」
「となると広域防犯課も状況は同じでしょうね………警官隊のマンパワーが使えればすごく助かるのだけど………」
今後の方針にロイド達がそれぞれ悩んでいるとロイドのエニグマが鳴りはじめた。
「はい、特務支援課、ロイド・バニングスです。」
「おい、新米ども……!まさか何かしでかしたんじゃないだろうな……!?」
「へ………もしかしてその声はダドリー捜査官ですか?」
「もしかしても何もない!お前達、ルバーチェに何かちょっかいをかけなかったか!?」
「い、いえ別に………現在は薬物捜査の方に専念していますから。……何かあったんですか?」
「あったも何も!連中の事務所が……ゴホン、何でもない。何もしてないなら構わん。そのまま捜査を続けていろ。」
「あ………………………………」
通信相手―――ダドリーに一方的に通信を切られたロイドは声をあげた後エニグマを真剣な表情で見つめていた。
「ダドリー捜査官から?何かあったの?」
「いや……」
ロイドはエリィ達にダドリーとのやりとりを伝えた。
「なんだそりゃ。」
「……露骨に怪しいですね。ルバーチェ商会で何かあったんでしょうか?」
ロイドの話を聞いたランディは目を細め、ティオは考え込んだ。
「……多分だけど、ルバーチェも全員行方不明になったんじゃないかしら?」
「ええっ!?」
「…………確かにルバーチェの構成員達がこの蒼い錠剤を服用している可能性があったからな。その可能性は十分にありえるな………」
そしてレンの推測を聞いたエリィは驚き、ロイドは考え込みながら呟いた後、エリィ達と共に考え込んだ。
「こりゃ、行ってみるしかねえんじゃねえのか?」
「そうね……抗争には関わるなって釘は刺されているけど………」
「失踪者にマフィアが絡んでいるなら大義名分は立つのではないかと。」
「うふふ、薬物捜査の延長だからダドリーおじさんも文句は言えないしね♪」
「ああ………ルバーチェ商会に行こう!」
その後ロイド達は裏通りにあるルバーチェ商会の建物に向かった―――――
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