第57話
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る事に気づくと疲れた表情をした。
「おお……特務支援課の方達ではないですか。はは、丁度よかった。皆さんに相談すれば解決するかもしれませんね。」
「ああ、いいタイミングで来てくれたものだ。」
一方ハロルドは二人の様子に気づかず明るい表情をし、ハロルドの言葉にイアンは頷き
「あの、話が見えないんですが………」
「………何かあったのですか?」
2人の様子にティオは首を傾げ、エリィは真剣な表情で尋ねた。
「いや、実は昨日話していた貿易会社の経営者なんだが………今朝から連絡が取れないらしいんだ。」
「えっ………!?」
「『リゼロ貿易』という会社をお持ちで私も少しお付き合いがあったんですが………自宅にはいらっしゃらず、会社の方でも行方がわからないそうなんです。それで警察に届けようかと先生に相談していた所なんですが………」
「やっぱり失踪………でしょうか。」
ハロルドの話を聞いたティオは静かに呟き
「…………ハロルドさん、警察の方は少々事情があって動けないかもしれません。この件は支援課に回すという形を取っていただけますか?警察本部には折を見て話を通すことになると思います。」
エリィは考え込んだ後提案した。
「わかりました………皆さんが捜査してくださるんですね?」
「ええ、少し時間がかかるかもしれませんが………イアン先生も、もし今後失踪者の相談があればセルゲイ課長に連絡を回してもらえますか?」
「ああ………わかった、気を付けておこう。」
その後エリィとティオは事務所を出てエニグマでレンに連絡を取り始めた。
〜アルカンシェル〜
エリィ達が事務所に入ったその頃、事務所にイアンと共にハロルドがいる事に気づいてその場から急いで離れたレンは捜査一課の資料に載っている人物の内の一人を調べる為にアルカンシェルを訊ねた。
「おお、君は支援課の……!丁度良い所に………!」
自分達に近づいてきたレンに気づいた劇団長は明るい表情をした。
「………どうかされたのですか?」
「じ、実は………ああ、これは内密にお願いするんだが………朝から、うちのアーティストの一人が行方不明なんだ。」
「!!」
劇団長の説明を聞いたレンは表情を厳しくした。
「前に少しお話ししたニコルさんなんですけど………昨日から家の方にも帰ってないそうなんです。」
「家族の方でも手分けして探しているらしいんだけど、見つからないらしいのよ。」
「私どもの知っている連絡先は全て当たってみたいのですが………」
「……そのニコルさんという方は最近様子がおかしいといった事はありませんでしたか?」
リーシャ達の話を聞いたレンは真剣
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