2期/ヨハン編
K23 「助けて」
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医療部がお墨をつけてくれた。
それだけではない。響自身も、神獣鏡の光条によって、全身を蝕んでいたガングニールを除去された。
ただ一つ。不安がある。クリスだ。
翼の証言によると、クリスは翼を背後から銃撃して、切歌に向けてF.I.S.に寝返るという宣言をした。
響は改めて、画面に映し出された巨大基地を見上げた。
もう一つ。気になっていることがある。
あの荒野で気を失っていたところを、自分と未来は、誰かに助けられたのだという。救助信号を発信する救命ボートに寝かされていたことで、二課はその信号を辿って響たちを発見できたのだと。一体、誰が――
ピー、ピー、ピー
思案に沈みかけた響を、通信の音が現実に引き戻した。通信先は、日本の政府でも米国艦隊でもないと藤尭が告げた。
《アロー。アロー。武装集団“フィーネ”のエアキャリアから通信中です。日本特異災害対策機動部の皆さん、聞こえますか?》
モニターに映し出された人物は、F.I.S.の装者、ヨハンだった。
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