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RSリベリオン・セイヴァー外伝 「オオカミと巫女]
オオカミと巫女
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うしちまったんだ?
まぁ、何はともあれこれでようやく弥生と親密になれることができた。
それからしばらくして……俺が初めて大人に近づいたのが、ある休みの日だった。

休みの日とはいえ、神様の御奉仕は忘れずに弥生は健気に巫女として神職を果たしていた。
そんな彼女の姿をみつつ、俺も共に奉仕を行い手伝っていた。
「弥生、授与所のお守り整理は終わったぞ?」
「あ、じゃあ先に上がってください。私も、境内の掃き掃除が終わったらすぐに行きますから」
「そう? 手伝おうか?」
「いいえ? もうじき終わりますから」
「じゃあ……先に行っているね?」
俺は、とりあえず先に家へ戻った。戻ったら戻ったで、簡単な家事はやっておいて後は彼女らを待つばかりだ……
しかし。
「……?」
かれこれ二時間は経った。しかし、弥生は一向に帰ってこない。
――まさか……!
まさか、また工藤の奴に絡まれてんじゃ……!?
そう思ったら、居ても経ってもいられなくなり、気が付いた時には境内を飛び出して石垣を駆け下りていた。
「鎖火さん?」
そのとき、俺の背後から私服に着替えて帰ろうとする櫻がいた。
「どうしたんですか?」
やけに騒がしいと、よからぬ顔をして俺に問う。
「弥生を見なかったか?」
「先輩なら、裏の森へ行っていますけど?」
「裏の森?」
「何かあったんですか?」
「いや……弥生がちっとも帰ってこないから」
「ああ、それなら心配はいりません。先輩はあそこでずっとご奉仕を続けています。しかし、鎖火さんが来ない限り、あの人のご奉仕は終わらないんです」
「どういうことだ?」
俺を首を傾げた。すると、櫻はさらに意味深なことを言う。
「先輩は恥じらうかもしれませんが、それでも……本心では求めているものがあるんです」
「え? それって……」
「先輩が……鎖火さんを……に、してたなんて……」
そして、最後はそう呟いて彼女は帰って行った。
――何だったんだ?
俺はそう思いつつも、弥生を心配して裏側の森へと向かった。
だが、先ほどからどうも櫻が言い残した言葉が頭から離れられないでいる。まさか、まだ俺に隠している霊能力者としての秘密があるのでは?
そう思えば思うほど、俺は彼女を探す足を速めた。
「弥生! どこにいるんだ?」
裏側の森に入って、俺はあたりを探し回った。すると、そんな俺の耳元へ徐々に彼女らしきうめき声が聞こえる。
「弥生……?」
足を進めるたびに、その声は徐々に大きくなる。そのまま俺は急いで森の中を走り回った。
そして、ある光景を目にピタリと足がとまると、そこに飛び込んできた光景に俺は茫然となだめていたのだった……
「浪君っ……あうっ! うぅ……」
彼女の中指が、水音を立てながら己の膣を優しく撫でまわすかのように突き回し
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