暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikers〜誰が為に槍は振るわれる〜
第一章 夢追い人
第9話 とあるスパイを自称する陸曹の日常
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し始める。
「うちの部隊って関係者繋がり多いですよね〜。ラディ陸曹とスバルのは偶然にしても、隊長達も幼馴染み同士なんでしたっけ?」
「そうだよ〜。なのはさんと八神部隊長は同じ世界出身で、はむ、フェイトさんも子どもの頃はその世界で暮らしてたとか……」
「え〜と、確か出張任務で行った管理外世界の97番ですよね」
「そっ」
話題が第97管理外世界に移ったところで、スバルが皿から顔を上げ、思い出したように口を開いた。
「あの世界って、うちのお父さんのご先祖様がいた世界なんだよね〜」
「ほ〜、魔法文化もないのにそりゃまた珍しいこともあるもんだ」
実はスバルの父親のご先祖様が第97管理外世界の出身だったという話を聞き、驚いたようにラディが目を開く。それを聞いてセラフィムが一言。
?ここ来る前にあれだけ隊員の情報漁ってたくせに、さも白々しくしますね〜スパイ殿??
「うわぁ……」
「……サイテーです」
「ゴミだね」
「プライバシーをなんだと思ってるんですかね……」
「……変態」
「おいお前ら好き勝手言ってんじゃない仕事なんだから仕方ないだろうそうだろうというか変態とはなんだこれがスパイの仕事だよ仕事なんだから仕方ないだろうというかそのスパイ様に憧れていたのはどこのどいつらだこの野郎!!」
?うわ、逆切れ……ないわー?
セラフィムの暴露に全方向から冷たい目を向けられ慌てて弁解するも、最終的には日ごろ溜めに溜め込んだ心の叫びをあげるラディ。
そんなラディに向けられる視線はさらにその温度を下げていくが、吐き出した当人はもうどうでもいいらしく、向けられた視線すべてを無視して目の前の食事を口の中にかき込んでいた。
まぁ、そのかき込んでいるのがサラダな辺り、ラディへのダメージはそれなりだったようだ。
どこか狂気さえ感じるラディのその様に、これ以上はマズイと全員が悟り、スバルが今度は隣に座っていたエリオに話を向けた。
「あれ? そういえばエリオはどこ出身だっけ?」
「あ、僕は本局育ちなんで」
エリオのその言葉に周りはエリオの事情を察したように神妙になるが、管理局と最も付き合いが長く深いはずのスバルはなざかそれに気づけない。
周りからの訴えるような視線に気付かず、スバルは話を続ける。
「ん、管理局本局? 住宅エリアってこと?」
「本局の特別保護施設育ちなんです。8歳までそこにいました」
?馬鹿・・・!!?
?ゴ、ゴメーン……?
気付いた時には既に遅し。ティアナからの念話にスバルは頭を抱えて唸るしかない。
「あ、あの……気にしないでください。優しくしてもらってましたし、全然普通に幸せに暮らしてましたんで」
「あ、そうそう。その頃からずっと、フェイトさんがエリオ
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