第6話:3vs3
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札は2枚。マナも2枚。シールドは無傷の5枚。
対する青年のバトルゾーンは何もなし。手札は6枚。マナは2枚。シールドは前のターンにブレイズ・クローの攻撃で1枚減らされ、4枚。
「俺のターン」
少年の3ターン目。
少年は山札からカードを引きマナに1枚貯めて3枚にし、その3枚をタップ。
「トップギアの効果でコストを1軽減して《轟速 ザ・レッド》を召喚」
現れたのは赤いバイクに乗った戦士《轟速 ザ・レッド》。
その能力は“スピード・アタッカー”と言う召喚酔いがなくなる能力。
「ブレイズ・クローでシールドをブレイク」
「チッ!」
少年の指示にブレイズ・クローは青年のシールドを1枚ブレイクし、それを見た青年は舌打ちするもブレイクされたシールドを見て表情を変える。
「断念だったな!これはS・トリガーだ!」
青年はそう言いブレイクされたカードを少年に見せる。
「S・トリガー!呪文、《ヘブンズ・ゲート》っ!その能力で手札から光のブロッカーを2体、ただで場に出せる!」
そこまで言うと、青年は手札から光のブロッカーを2体バトルゾーンに出す。
現れたのは巨大な戦艦の先端部分から、人の上半身がでているような男性の姿をした機械的な天使《白騎士の精霊アルドラ》が2体バトルゾーンに現れた。
「ハハハッ!これでお前は攻撃できまいッ!」
勝ち誇ったかのように青年は笑いながらそう言う。
何故ならバトルゾーンに現れたクリーチャーのパワーは15500のブロッカー。それが2体もいるのだ。
普通に考えれば、少年はこのターン、もう攻撃できない―――
「ザ・レッドで攻撃ッ!」
「何ッ!?」
―――筈だった。
少年の意外な行動に青年は驚いてしまった。
「――――――――――」
「なッ…!」
―――だが、次の瞬間、青年は絶叫してしまった。
何故なら、少年の叫びと同時に攻撃してきたザ・レッドが別のクリーチャーに変化……否、“進化”したからだ。
同時に2体のアルドラが一瞬にして破壊された。更には3枚のシールドが一気にブレイクされた。
何が起こった?誰もがそう思う中、少年は静かにトップギアをタップする。
「トップギアで、ダイレクトアタック」
「ぐあぁぁぁぁぁッ…!」
少年の指示にトップギアは右手に持つボウガンの矢を青年に向けて放ち、青年は雄叫びを上げて吹っ飛んだ。
それを見た少年は先程のデュエマで青年が使用していた2枚の《白騎士の精霊アルドラ》を持ってどこかに去っていった。
翌日。
とあるカードショップ。
そこでモルト、龍牙、アイラ、勝、拓真、拓斗の六人は
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