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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第72話(インターミッション終了)
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にあるというのだ!?いまだ”銀”とやらの首一つ取る事ができない上、大勢で襲い掛かったにも関わらず小娘3人にいたぶられたお前達が!?」

「それは………」

マルコーニに怒鳴られ、言葉を無くした。

「クッ、議長の支援もしばらくはアテにできん………ええい、どうすれば………」

そしてマルコーニは少しの間考え込み、ある事を思いついた。

「こうなったら手段は選ばん………決めた―――奥の手を使うとしよう。」

「奥の手………!?」

「ま、まさか………」

「会長、それは……!」

口元に笑みを浮かべて呟いたマルコーニの言葉を聞いたマフィア達やガルシアは驚いてマルコーニを見つめ

「クク……何を驚いている?こういう時のための保険を使うというだけの話だ。」

見つめられたマルコーニは勝ち誇った笑みを浮かべて答えた。

「で、ですが………あれはリスクが高すぎます!警察はともかく、ギルドに嗅ぎ付けられる危険も……!」

一方ガルシアは血相を変えて忠告したが

「クク、その前にとっとと”黒月”と”ラギール商会”を叩き潰せばよい。前に用意した流通網もせっかくだから試すとしよう。クロスベルの裏社会の覇権――――断じて余所者(よそもの)などに渡すものか!」

マルコーニは一蹴し、勝ち誇った笑みを浮かべて叫んだ。



この事が後に自らの首を締める事になるとは気付かず、”ルバーチェ商会”は行動を始めた………………

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