第72話(インターミッション終了)
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したいなー。」
「………また、遊びに来るといいです。シズクさんが街に来た時に遊びに来てもらうのもいいですし。」
「んー、そっか。」
「フフ………その時はどうかよろしく頼む。―――シズク、抱き上げるぞ。」
「あ、うん………!」
キーアに静かな笑みを向けたアリオスはシズクを抱き上げた。
「アリオスさんは今日はこちらの方に?」
「ああ、一泊するつもりだ。―――キーア。今後もシズクと仲良くしてくれ。」
「うんっ!シズク、またねー!」
「うん………!キーアちゃんもまたね!」
そしてシズクを抱き上げたアリオスは去って行った。
「さてと………俺達もそろそろ帰るか。」
「そうですね………いつの間にか夕方ですし。」
「そーいえば………わぁ、お空がマッカだねー!キーア、お腹が空いちゃった!今日のバンゴハンはなにかなー?」
「はは………ほんと、キーアは元気だな。それじゃ、セシル姉に挨拶して帰りのバスに乗ろうか。」
「うんっ!」
その後セシルに挨拶したロイド達はバスに乗ってクロスベル市に戻って行った。
〜夜・ルバーチェ商会〜
「まったく、何たる失態だッ!たかが警察ごときに手打ちを申し入れる羽目になるとは………!挙句の果てには軍用犬は全体の8割も殺され、構成員達の4割は使い物にならなくなった!警察如きに………それも新人だらけの部署ごときにそこまでの被害を出すとは………!ええい………お前達が不甲斐ないせいでッ!」
マルコーニはガルシアとガルシアの傍に控えるマフィア達を睨んで怒鳴り
「………言葉もありません。」
怒鳴られたガルシアは重々しい様子を纏わせて頭を下げた。
「で、ですが例の人形と女神像は会長が御自ら手に入れて………」
「そ、それにやったのは奴等ではなくあの”殲滅の姉妹(ルイン・シスターズ)”なので、相手が悪すぎたかと………」
一方マフィア達は言い訳をしたが
「なにぃ………?」
マルコーニはマフィア達を睨んだ。
「………黙ってろ。いずれにせよ侵入者を許し、相手の力量を推し量れなかったのは俺達の責任だ。」
「は、はい………」
そしてガルシアの制止の言葉を聞いたマフィア達は頭を垂れた。
「フン………あれ以来、ハルトマン議長もこちらとの連絡を避けておるし………”黒月”と”ラギール商会”どもの攻勢も本格化しそうだというではないか!ええい………このままでは………ッ!」
「会長、ご安心を。いまだクロスベルにおける我々の優位は揺るぎありません。ここで連中の攻勢を何とか凌げば議長も………」
忌々しそうな表情をしているマルコーニをガルシアは諌めようとしたが
「ええい、凌げる保証がどこ
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