第72話(インターミッション終了)
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…?」
その後キーアとシズクは仲良く会話を始めた。2人の会話は弾み、時間がどんどんと過ぎて行き、いつの間にか夕方になっていて、2人が会話しているとキーアを探していたロイドとティオがキーアを見つけた。
「いた………!」
「やっと見つけました………」
キーアの姿を確認したロイドは明るい表情をし、ティオは安堵の溜息を吐いた。
「それでね、それでね!ツァイトっていう犬がとってもおーきいんだよ!なんかえらそーだけど、もふもふってしててねー。背中をかいてやるときもちよさそーにしてるの。」
「ふふっ、そうなんだ。大きな犬さん……ふわふわなんだろうなぁ。」
「シズクもたまにマチに来るんだよねー?その時にいっしょにツァイトとあそぼーよ!?」
「あはは………うん。お父さんに頼んでみようかな?あ、エステルさんたちも頼んだら付き合ってくれるかも………」
「あ、エステルってゆーげきしのおねえちゃん?シズクもしってるんだ?」
「ふふ、たまに街に出た時、買物とかに付き合ってくれるの。お父さん、いつも忙しいから………」
ロイドたちがキーアの姿を確認するとキーアとシズクが仲良く会話していた。
「はは………シズクちゃんと一緒だったか。」
「………ずいぶんと盛り上がっていますね。」
2人の様子を見ていたロイドとティオは微笑ましそうに見ていた。するとその時
「フ………子供は馴染むのが早いな。」
「ア、アリオスさん………!?」
アリオスが2人に近づき、アリオスに気付いたロイドは驚いた。
「フ………記念祭の時はルファディエル達に世話になったな。あの時の協力、スコットが感謝していたとルファディエル達に伝えておいてくれ。」
「スコットさんがルファディエルさん達に………ですか?」
アリオスの話を聞いたティオは意外そうな表情で尋ねた。
「ああ。古戦場に入り込んでしまった観光客の捜索に同じ依頼を受けたスコットがずいぶんと世話になったらしい。なんせ彼女達は空から捜索できるからな。広い場所ゆえ、捜索は難航するかと思われたが彼女達が空から捜索しながら連絡を取り合っていたおかげで、観光客達を想定していた時間よりも早く保護できた上……手強い魔獣に囲まれた観光客も彼女達が助け、魔獣達も全て倒したらしい。」
「さ、さすがルファ姉ですね………」
「………まあ、あの時はメヒーシャさんとラグタスが一緒に行動していましたからね。ただでさえ一人でも十分強いルファディエルさんにあの2人が加われば、まさに敵なしですよ。」
アリオスの説明を聞いたロイドは苦笑し、ティオは静かな笑みを浮かべた。
「フフ………ところで――――あの娘が例の………?」
「ああ、ミシェルさんたちから話を聞
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