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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第69話
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きの表情でエステル達を見つめた。

「うん………主に僕の方が色々と助けてもらったんだ。その人ほどの使い手がクロスベル大聖堂にいるかはちょっとわからないけど………一度、相談してみたらどうだい?」

「………わかった。貴重なアドバイス、ありがとう。―――なあ、キーア。この後、街外れにある教会に行きたいんだけど、いいかな?」

「んー、いいよ。キョウカイって女神さまにオイノリするところだよね?それじゃあ、れっつごー!」

「あはは………」

「ホント、元気な子ねぇ。」

ロイドの言葉に嬉しそうな表情で頷いたキーアを見たエステルは苦笑し、ミシェルは微笑みながら見つめていた。

「そういえば………エルファティシアさんの事はどうするんだい?」

「それとエステルちゃんとミントちゃんに用があるみたいな事を言ってたけど………もしかしてそちらの異種族の女性が関係しているのかしら?」

一方ある事に気付いたヨシュアはミシェルと共にエルファティシアに視線を向けて尋ねた。

「あ、はい。実は―――」

そしてロイドとティオはエルファティシアの故郷であるメルキア帝国の”エレン・ダ・メイル”に異世界を繋ぐ転移門を守るメンフィル大使館のリウイと親交があり、メンフィルから爵位を貰っているエステルやミントにリウイ達―――メンフィル帝国に連絡して欲しい事を頼みたい事を説明した。



「なるほど………うん、勿論リウイ達にその事を頼むし、どうせならセリカにも頼むわ!」

「え………セリカさんにですか?」

「なっ………!”神殺し”に!?」

エステルの言葉を聞いたティオは不思議そうな表情をし、エルファティシアは信じられない表情をした。

「ええ。だってセリカ、いつでも頼ってくれていいって言ってたし。それにセリカは確かレウィニアっていう国の客将で、”水の巫女”っていう神様やレヴィアやレクシュミっていうレウィニアの将軍さん達と知り合いらしいってハイシェラやエクリアさん達から聞いたから、その”エレン・ダ・メイル”だっけ?そこに連絡するように手配できるかもしれないし。後、マウアっていうメルキアの皇女様とも知り合いみたいよ?」

「………確かにレウィニア神権国は私の知る限りメルキア帝国とそれなりに親しいし、”水の巫女”や”レウィニアの赤き盾”、メルキアの王族自身が動けばメルキア帝国領内の森にある”エレン・ダ・メイル”に連絡できるかもしれないけど………貴女、”神殺し”とそんなに親しいの?」

エステルの説明を聞いたエルファティシアは考え込んだ後、真剣な表情でエステルを見つめて尋ねた。

「うん。『いつか俺達の力が必要になった時、呼んでくれ。いつでも手伝う。』って言ってくれたもん。」

「セリカさんにとってエステルは恩人なん
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