第69話
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ヤダもん。ティオだって、エリィだって、ランディだって、セティだって、シャマーラだって、エリナだって、エルファティシアだって、テンシさんやアクマさんたち、セイレイさんたちだって、ツァイトだって、かちょーだっているし。キーア、ゼッタイに行かない。」
「……………………………」
「あらら。私もいつの間にか数に入っちゃっているわね。」
(フフ、嫌なら嫌と自分達の口から言えばよかったものを……)
(くかかかっ!子供のくせに我輩を恐れないとは見所のあるガキだな!)
(フフ………たった一週間で随分と懐かれたものね。)
キーアの話を聞いたティオは感動し、エルファティシアは苦笑し、ティオの様子を見たラグタスは苦笑し、ギレゼルは陽気に笑い、ルファディエルは微笑んでいた。
「そ、そっか………」
「はは、フラれちゃったね。」
「あらら、エステルちゃんが子供にフラれるなんてすっごく珍しいわね〜。何気にショックを受けちゃってる?」
「う、受けてないってば!あたしにはミントがいるんだから!ねー?」
ミシェルに尋ねられたエステルは答えた後微笑みながらミントを見つめ
「うん♪」
見つめられたミントは嬉しそうな表情で頷いた。
「べつにエステルのことはキライじゃないけど………でも、ヤなもんはヤなんだもん。」
「あはは、ゴメンゴメン。あたしが無神経だったわ。ロイド君達、いいなぁ。こんなに好かれちゃって………」
「はは………何でかわからないんだけどね。この子の知り合いに似ている可能性はありそうなんだけど………その割には何も思い出せないみたいなんだよな………」
「―――それなんだけど。身元の確認についてはミシェルさんに頼むとして………記憶喪失の方は専門家に相談しなくてもいいのかい?」
「え……」
「専門家、ですか?」
ヨシュアの提案を聞いたロイドは驚き、ティオは尋ねた。
「うん、キーアちゃんの記憶喪失が心や精神の問題と仮定するなら………この場合、専門家といったら七耀教会の人達だと思うけど。」
「あ………」
「………なるほど。」
「へえ………こちらの世界の教会関係者の治癒術も発展しているのね………」
そしてヨシュアの説明を聞いたロイドは表情を明るくし、ティオは頷き、エルファティシアは感心し
「しちよーキョウカイ?」
キーアは首を傾げた。
「そうね、クロスベルでは近代医療が発達してるけど……心の分野に関してはまだまだ教会の専門家の方が詳しいかもしれないわね。」
「うんうん!確かに。あたし達も色々と助けてもらったくらいだし!」
「ケビンさんだね♪」
「へえ、そうなのか………?」
エステルとミントの言葉を聞いたロイドは驚
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