第69話
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。だから、遠慮することはないよ。」
「な、なるほど………」
「まさに民間人を助けるためのシステムがあるわけですか………」
「へえ………私達の世界にもあったら、民間人にとっては便利な組織になりそうね………」
エステルとヨシュアの説明を聞いたロイドとティオは頷き、エルファティシアは興味深そうな表情でエステル達を見つめていた。
「結果が出るまでちょっと時間はかかるけど………まあ、1週間くらいでそちらに連絡できると思うわ。」
「………十分です。どうかよろしくお願いします。」
ミシェルの説明を聞いたロイドは頭を軽く下げて言った。
「そうだ、何だったら、ウチでキーアちゃんを預かる?一応基金から、保護対象者の生活費なんかも出るんだけど。」
「え………!?」
そしてエステルの提案を聞いたロイドは驚き
「そうだな……安全のことを考えるならそれもアリかもしれないよ?いざとなればクロスベル以外の安全な避難先も手配できるし。」
「それにもし、ルバーチェの人達がキーアちゃんを狙ってきたら、ミントとママも護衛部隊のメンフィルの兵士さんの人達にお願いして守ることもできるよ?」
「………それは………」
「………………………………」
ヨシュアとミントの話を聞いたティオとロイドはそれぞれ複雑そうな表情で考え込み
「んー?どうしたの、ロイド?おなか痛くなっちゃった?」
ロイドの様子に気付いたキーアは首を傾げて尋ねた。
「ああ、いや………そうだな。この子がクロスベル以外の出身である可能性は高そうだし………何よりも安全の事を考えたら………」
「………ロイドさん………」
「???」
複雑そうな表情で考え込んでいるロイドとティオを見たキーアは首を傾げた。
「えっとね、キーアちゃん。しばらくあたしたちと一緒に暮らさないかって話なんだけど………」
キーアの様子を見たエステルはキーアに事情を説明し
「エステル達と?それじゃ、エステル達もあのビルに引っ越してくるの?」
説明を聞いたキーアはエステルに尋ねた。
「あ、ううん………キーアちゃんがこっちに引っ越してくる感じかな?」
「ロイド達もいっしょに?」
「うーん。それはちょっと無理かな………でも、そんなには離れてないし、会おうと思えばすぐに会えるわよ?」
「…………………」
エステルの話を聞いたキーアは考え込んだ後
「ゼッタイにヤダ。」
笑顔で意外な答えを言い
「ガーン!」
キーアの答えを聞いたエステルはショックを受けた。
「キーア……」
一方キーアの答えを聞いたロイドは驚きの表情でキーアを見つめた。
「だってロイドたちと離れるなんて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ