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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
インターミッション〜キーア〜 第68話
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ィは苦笑し、ティオはセルゲイに視線を向けて尋ねた。

「ああ………それなんだが。駅や空港、門にも問い合わせたが今の所該当者はナシのようだ。少々、難航するかもしれん。」

「………そうですか………」

「???どうしたのロイド?おなかでも痛い?」

セルゲイの答えを聞いて考え込んでいるロイドに気付いたキーアは真剣な表情で尋ねた。

「はは、大丈夫だよ。――――課長、今日の午後からなんですけど………キーアとエルファティシアさんを連れて外に出ても構わないでしょうか?」

「ふむ………」

「何か心当たりがあるのですか?」

キーアの言葉に苦笑した後提案したロイドの話を聞いたセルゲイは目を細め、セティはロイドに尋ねた。

「ああ………一度、遊撃士協会を頼ってみようかと思ってさ。」

「ええっ!?」

「本気ですか?」

そしてロイドの説明を聞いたエリィは仲間達と共に驚き、ティオは真剣な表情で尋ね

「ゆーげきし?」

キーアは可愛らしい動作で首を傾げた。

「………なるほどな。連中は大陸各地にギルドの支部を持っている………その情報網をアテにしてみるか。」

一方事情を察したセルゲイはロイドに言った。

「ええ、頼れるものはこの際頼っておくべきかと。………駄目でしょうか?」

「ま、いいんじゃねえか?警察とギルドは別に対立してるわけじゃねえ。わだかまりがあるとしたらむしろ警察(コチラ)の方だからな。案件が案件だし、協力を要請すれば向こうも断ったりはしねぇだろ。」

「ええ、そう思います。」

「ま、エステルちゃんたちとはこの前、結構打ち解けられたしな。」

「確かに相談するには丁度いい機会かもしれませんね。特にエステルさんとミントさんならリウイ陛下とも連絡を取れるでしょうから、エルファティシアさんの故郷に連絡する事ができるかもしれないですし………」

セルゲイの説明にロイドとランディ、ティオは頷き

「………エルファティシアさんは故郷に連絡がつくまでどうするのですか?」

ある事が気になったエリナはエルファティシアに視線を向けて尋ねた。



「んー………貴方達がいいのならこのままここに置いてくれないかしら。実際頼る相手もいない上異世界だから勝手がわからないし、なんならここに置いてもらう宿代代わりに貴方達の仕事を手伝ってもいいわよ?」

尋ねられたエルファティシアは考え込んだ後、提案した。

「マジか!?いや〜、エルファティシアちゃんみたいな可憐な子が一緒に仕事してくれるなんて俺、大歓迎だよ♪」

「それにあたし達としてもエルファティシアさんが知っている知識を知りたいしね♪そこから新たな”何か”を創りだせるヒントがあるかもしれないし♪」

「……そ
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