インターミッション〜キーア〜 第68話
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。」
「フフ、そうですね。」
エリィとティオの様子を見たシャマーラとエリナは微笑み
(エルファティシアさん……気付いていますよね?今もキーアさんから魅了の魔術がさらけ出されている事が。)
(ええ。………見た所、無意識に出しているわね。………やっぱりあの子、普通の人間の子供ではなさそうね………)
セティは真剣な表情でエルファティシアに小声で話しかけ、エルファティシアは頷いた後目を細めてキーアを見つめた。
「エリィ、ティオ、セティ、シャマーラ、エリナ、エルファティシア!ロイド達がかわいいって!」
一方エリィ達に気付いたキーアは振り向いて嬉しそうな表情でエリィ達に言った。
「ふふ、良かったわね。」
「フフ………そこまで喜んで貰えたら、創った甲斐はありますね。」
「まあ、ロイドさんならキーアがどんな服やアクセサリーを見に着けても可愛いと言いそうですけど………」
キーアの言葉を聞いたエリィとエリナは微笑み、ティオは静かな表情で言った。
「そんな事は………まあ、あるかもしれないけど。」
「ハハ、親バカ丸出しだな。うーん、しかしキー坊とエルファティシアちゃんが来てまだ1週間しか経ってねぇのか。」
「ふふ………何だか信じられないわね。そういえば………警察本部からの連絡は結局どうだったんですか?」
「何でもルバーチェの方から打診があったとか………?」
「ああ、それなんだが………」
「……ランチの時にでもおいおい説明させてもらうよ。」
その後ロイド達は昼食を取りながら、エリィ達にルバーチェの”手打ち”を説明した。
「なるほど……一応、マフィアの心配は無くなったみたいですね。」
「2人がルバーチェの襲撃に怯える事なく堂々と表を歩けるようになってよかったね♪」
「ただ、根本的な問題は残ったままですが………」
事情を聞いたエリィとシャマーラは明るい表情をし、ティオは複雑そうな表情で考え込んだ。
「ああ、完全にこっちに丸投げされた形になったな。」
「とにかく肝心なのは記憶と素性についてだけど………―――なあキーア、やっぱり何も思い出せないか?」
「んー………ぜんぜん。ロイドが口をぽかんとあけて目をまんまるにしてたのならおぼえてるけどー。」
「ガクッ………それは一週間前、初めて会った時の話だろ。」
自分の質問とは見当違いの事を答えたキーアにロイドは脱力した後指摘した。
「だってその前のことはなんにも覚えてないんだモン。」
「………そっか。」
「ま、覚えてないってんなら仕方ねぇやな。」
「………各方面への問い合わせはどうなっているんでしょう?」
キーアの答えを聞いたロイドは溜息を吐き、ランデ
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