暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1378話
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る度にマージンが支払われるし、それ以外でもホワイトスターの施設でかなりの額が動く。
 基本的に交流区画にある店というのは、借家となっている。
 売ってしまうと後々面倒な事になりかねないというのがその理由なのだが。
 で、借家という事は当然月々家賃とかが入ってくる訳で……
 一応交流区画という言葉通り、他の世界の人間が交流する事を重視しているので家賃とかは安めにしてはいるんだが、それでも交流区画の全てからの家賃となると相当な金額になる。
 しかもシャドウミラーが経営している各種の店も当然それなりの……いや、かなりの利益を出している訳で。
 特に今俺達がいる牧場なんかは、ワイバーンに乗れるという事もあって有名スポットだろう。
 そしてシャドウミラーで一番稼いでいるのは、当然ながら輸出だ。
 特にキブツを使った輸出は、材料費すら向こうから金を貰って得ている代物なので二重取りと言ってもいい。
 その上、今は……というかここ数年はマブラヴ世界から大量のBETAが運ばれてきており、材料に困る事はない。
 BETAがレアアースやレアメタル、石油といったものに姿を変えて輸出されていくのだ。
 まさにボロ儲け。
 正直儲け過ぎていると言ってもいい。
 故に、ここで地球と木連の面々に多少の金を渡した程度では懐が痛むという事はない。

「よし、行くぞ九十九! まずは土産物屋だ! 本物の肉を使った食材を購入するんだ!」
「待て、元一朗! 今土産物屋で大量に買ってしまっては、この後牧場を見て回る時に困るぞ! 土産物屋は最後にした方がいい」
「む? そうか。なら、まずはどこに行く。やはり最初に行くべきは、ここの名物でもあるというワイバーンか?」

 何だか妙にはしゃいでいる月臣の様子に、秋山が豪快な笑い声を上げる。

「はっはっは。ワイバーンの方は随分と混んでいるようだし、まずは他の場所を見た方がいいだろう。この牧場には牛や馬、羊、山羊、珍しいところではダチョウもいるらしいぞ」
「ダチョウ!? いや、何故ダチョウが? 動物園でもあるまいし」
「食うからだよ」

 月臣の疑問に、そう答える。
 その言葉を聞いた月臣の……いや、草壁を含めた木連の連中の表情が驚愕に歪む。
 あ、地球組も同様に驚いているな。

「ダチョウ肉ってのは、低カロリー、低コレステロール、低脂質でありながら、非常に多くの鉄分を含んでいるんだぞ? その上、ダチョウというのは雑食で大抵の物は食えるし、何より普段は昼は40度超え、夜には零下になる場所で育っているから生命力も強い。皮は高級バッグの材料にもなるし、羽根もショーの衣装になる。卵の大きさは言うまでもないよな?」

 SEED世界のオーブで入手した動物で始められた牧場だったが、当初はオーブが島国という事もあ
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