4,鴉と鼠
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「クロちゃん。そんなことするとホレてしまうゾ」
「好きにしろよ。そのときはプレゼントの情報でも買わないとな」
「それは高いナ。5万コル位はするんじゃないかナ」
「プレゼント自分で買えるじゃねぇか」
ポンポン、と頭を軽く叩いてやると、ようやくアルゴは顔を上げた。その顔にはいつもはない満面の笑みが宿っていて、素直にカワイイな、と思う。
「それじゃ俺、そろそろパーティーのとこ戻るわ、ってちょうどメッセージ来たっぽい」
レイズさんからだな、文面は……
「ッ!!アルゴ、ついて来てくれ。あいつらがヤバイ!!」
急いで、門の方へとかけ出した。アルゴはついてきてくれないのかと思ったが、AGI極振り型のアルゴは軽々と俺に追いついて来た。
「どうしたんダ?何処へ向かっていル?」
「森だ。アイツ、圏外に出やがったんだよ」
メッセージはレイズさん、文面はSOS、一緒についているマップデータは森の中。
あの森でPOPするリトルネペントはモーションを読めないと被ダメがでかいし武器も耐久度がすぐ下がる。
初期レベのヤヨイじゃ死ぬのがオチだ。
間に合ってくれよ、1レベの最速で、俺は街中を最速で駆け抜けた。
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