EPISODE4.月下の銀鎧
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、また一体とノイズを倒して行く。
「誰かの幸せを奪うあんた達を、私は許さない!」
響は葡萄の房に似たノイズを殴ろうとするが、ノイズは爆撃を放ち去って行こうとする。
「待ちなさい!」
響は瓦礫の中から出ようとする。すると、
「-♪去〜りなさい!無双に猛る炎〜 神楽の風に〜 滅〜し散華せよ!-」
翼が現れ千ノ落涙でノイズを殲滅した。そして響はよじ登って地上に出て、
「私にだって、護りたいものがあるんです!私には、世界なんて護れません。でも、小さな約束や平和な日常ぐらいは!」
響が翼と、やって来たキョウヤに伝える。すると、
「ああ、ああ!いるんだよね、あんた等みたいな正義ぶっている奴らって!」
どこかから声が聞こえる。キョウヤ達が振り向くと、電灯に立つ銀の鎧を纏った少女がいた。
「何者だ!」
翼は少女にそう言う。
「そう言われて素直に名乗る馬鹿っているか?」
少女はそう返す。
「それよりも、お前が纏っている鎧、ネフシュタンの鎧で間違い無いな!」
「ああ、そうとも。」
「そうか、二年前、私に不始末で奪われた鎧と、私の不始末で失った命が、こうして再び揃うとは、何たる地獄。しかしこの地獄、私には居心地が良い!」
翼は少女に刃を向けると、
「翼さん止めて下さい!相手は人間ですよ!」
響は止めに入ろうとする。しかし、
「「戦場で何を馬鹿な事を!」」
翼と少女はそう返し、
「確かに、あいつ等の言う通りだ。こればかりは賛同出来る。響ちゃん、確かに君は優しくていい子だ。でもな、話す気の無い悪人を目の前にしてそれは通用しない。と、いうわけでそこの変な鎧のお嬢さん、二対一でそのヘンテコな鎧は勝てるのか?」
キョウヤがそう言うと、
「ばぁ〜か!二対一でやるなんて誰が何時言った!」
鎧の少女はそう返し、持っていた杖から緑の光を放ち、そこからノイズを呼び出した。
「まさか、ノイズの大量発生はお前の仕業か!答えろ!」
キョウヤはトライデントを鎧の少女の喉に突き立てるつもりで突進する。
「もしそうだって言ったら?」
「決まっているだろ!俺はお前を許す訳にはいかない!俺の星の、民の、何より父さんの仇であるお前を!」
鎧は少女の言葉を聞きキョウヤは修羅のごとく突進する。しかし、鎧の少女は軽々避ける。
「まだ答えも聞いていないのにそれじゃあ、先が思いやられるなッ!」
鎧の少女はキョウヤの攻撃を防御陣、ASGARDで防ぐ。
「キョウヤ、早まるな」
「そんな悠長な事言っていられるか!こうしている間にも、俺の星の一般人がどんどん殺されているんだぞ!」
キョウヤと翼はノイズを倒しながら会話をしている。
「おいおい、ノイズにかまけていていいのか?」
鎧の少女はそう言い、キョウヤと翼が振り向くと、捕らえられている響がいた。
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