EPISODE4.月下の銀鎧
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「そうだな、そろそろ話さないといけないな。あの背骨に入っている金属片、あれは俺が使っている聖遺物、トライデントの刃の一部だ。」
「やっぱりねぇ。」
「了子君、どういう事だ?」
「気になっていたのよねえ。いくらフォニックゲインが高くても、キョウヤ君の聖遺物が一向に見えなかったの。だから気になっていたけど、やっぱりそうだったのね。」
「俺達の世界では、シンフォギアを装着する為の聖遺物の使用方法はおおまかに分けて二通り、一つはあの人気アーティストさん(笑)のように増幅装置の使用を行う。もう一つが、俺のように肉体に直接聖遺物を埋め込み、共鳴させる方法。」
「だがその方法はッ!」
「ああ、もちろんリスクしか無い。だから、この方法でシンフォギアを纏うのは俺しかいない。」
「あの〜、話の腰を折るようで悪いんですけど、そろそろ学校に行ってよいでしょうか?」
キョウヤが弦十郎達に説明していると、響は学校に行ってよいか質問する。
「いいわよぉ。今日はキョウヤ君の事をしっかり調べたいからね?」
了子は許可を出し、響は学校に行く。
「さて、話を戻すと、俺の場合は最初の歌でトライデントに直接共鳴させてシンフォギアを構築しているんだ。だから、あの出力が出せるんだ。解った?」
「ああ。大体は把握出来た。それで、キョウヤ君にはこれらの物を受け取って欲しい。」
弦十郎はそう言うと通信機と、『高鳴響也』と記された公共用カードをキョウヤに渡した。
「オッサン、これは?」
「それはキョウヤ君のための通信機と、いざというときのための身分証だ。これから地球で行動するのに、あった方がいいだろう。」
「それは勿論。」
「よし、キョウヤ君に話すべき事はこれでお終いだ。後は、ノイズが来るまで自由にしていてくれ。」
「あいよー。」
キョウヤは返事をしてメインフロアから出て言った。
「風鳴司令、本当に大丈夫なのでしょうか?」
「何、なるようになるさ。」
扉が閉まったメインフロアでオペレーターと弦十郎はそんな会話をしていた。
「やっぱりか。」
キョウヤが通信機のカバーを外すと、小さな盗聴器が仕込まれていた。
「あーあー、聞こえていますか?盗聴器仕込んでおいてよく信じろと言ったものですね。」
キョウヤはあえて盗聴器に向かってそう言い、破壊した。
「さて、あとで怒られるぞこれは。」
キョウヤはそう言いながら通信機のカバーを戻した。
その日の夜、キョウヤ達はノイズと戦っていた。
「チッ、予想以上に出てきたな。だが!」
キョウヤはトライデントでノイズ達を切り裂いて撃破して行く。
「-♪絶対に 離さない!この繋い〜だ手は!-」
響も駅に出現したノイズ達を殴り倒して行く。
「観たかったな、未来と一緒に、流れ星観たかったなぁッ!」
響は一体
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