第6巻 平原を走る
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ったか。オオカミ達よ、たとえ一つの業を極めようとも、己を磨く心を無くしたら武人はそこで終わりだ。貴様達が武人の魂を忘れぬようワシは祈っておるぞ」
誰もいなくなった部屋で小柄鬼斬斎は呟いた。
あ、道場でてから近くにいた豚に餌やってる久桜です。
豚って意外にかわいいんだな。
近くにいた馬にも餌やって仲良くなりました。
それから湖にあった神社に行って神主の話を聞いて妖怪の手配書もらって外に出ると丁度夜になってた。
「あっという間に夜になっちまったな。楽しい時間は過ぎるのが早いぜ」
「散策はほどほどにして野宿にしようぜィ!」
「そうだなって……おいおい」
イッスンと話していると妖怪が出てきた。
なんか手配書に描いてあったのに似てる。
「なぁ、イッスン。あいつ手配書に載ってるのにそっくりじゃねぇか?」
「ん?ホントでィ。ちょっと待ってな……あった!こいつァ格子抜けの悪蔵でィ!」
「よっしゃ!じゃあちゃちゃっとボコッちまおうぜ!!行くぞアマ公!!」
「ワン!」
悪蔵の外見は破魔矢の刺さっている赤天邪鬼だ。
基本的な攻撃も一緒。やや頑丈な感じがしただけでわりとあっさり倒せた。
「なんていうか拍子抜けの悪蔵だったな」
「なんで手配書に載ったのか分からないぜィ」
「ワフ」
「いっその事今日中に手配書の奴倒さないか?忘れないうちにさっさとやっておいた方が良い気がする」
「そうした方がいいかもなァ、これだけ弱いならすぐに終わりそうでィ。夜のうちにしかでないしやるなら急ごうぜ兄ちゃん!」
「おうよ!」
俺達は夜の平原を駆け回った。
ここからは早送りでご覧下さい。
きかん坊の鬼丸。
「ガキかお前は!」
瞬殺。
障子破りの琵琶丸。
「障子破るだけとか小物か!」
撲殺。
弦断ちの衣蔵。
「楽器は高いんだぞ!」
刺殺。
地団駄の十夜。
「なんで全員ガキなんだよ!!なに俺たちゃワルだぜって顔してんだよ!お前ら不良以下のただの悪ガキだよ!!」
滅殺。
以上手配書の妖怪フルボッコ劇場でした。
褒賞には黄金砥粉をもらった。何に使うかは分からないが貴重な物のようなので大切に持っておこう!
「あー、何か変に疲れたな」
「兄ちゃん結構えげつなかったぜィ……」
「なんか言ったか?」
「な、なにも!それよか早いとこ寝る場所探さないと明日がきつくなるんじゃないかィ?」
「それもそうだな。あ、そうだ。湖から見えてた家に行ってみようぜ。もしかしたら泊めて貰えるかも」
ってな訳で行って見たのだが……
悩み事を抱えてる炎の花火師タマヤっ
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